アメリカアンティーク、天球儀。
アーミラリ天球儀、ご存じでしょうか。
天球儀が球面上に恒星の天球上の位置を示した機器であることに対し「アーミラリ天球儀/Armillary sphere(もしくは渾天儀・こんてんぎ)」は、天球上の天体の動きを模した機器のことをいいます。
地球が中央に浮かぶように配置され、周囲には輪が配されており、地球の周りの星の動きを説明するのに使われていました。
古代ギリシアと中国で独自に発明・発展したといわれており、17世紀にヨーロッパで望遠鏡が発明されるまで、天文学者にとってアーミラリ天球儀は天球上の星の配置を決定するためにかなり重要な道具でした。ルネサンス期の科学者の肖像画は、しばしばアーミラリ天球儀を片手に持った姿が描かれており、知恵と知識の象徴だったといわれています。
さて、今回ご紹介するのは、英国のアンティークセンターで手に入れたアーミラリ天球儀。
木製の挽き物細工で出来たベースの上に、真鍮でできた複数のリングが組み合わされ、中心には地球が浮かんでいます。大西洋には以下の文字を記したブランドロゴが配されています。
WEBER COSTELLO Co.
CHICAGO HEIGHTS ILLINOIS
MADE IN U.S.A
ウェーバー・コステロ社
シカゴ・ハイツ イリノイ州
アメリカ製
ウェーバー・コステロ社は11909年にイリノイ州シカゴハイツを本拠地として設立された会社。
当初は英国から印刷された地図の型紙を輸入し、アメリカ国内で球体に貼り付けて仕上げていました。その後、自社でも印刷を手配するようになり、1970年代初頭まで、多種多様な地球儀を製造販売していたようです。
参考:スミソニアン National Museum of American History
Celestial Globeの頁
https://americanhistory.si.edu/collections/object/nmah_1064643
もう少しお品物をみてみましょう。
濃い色で仕上げられた木製のベースは挽き物仕上げで、きれいな凹凸がクラシカルな印象です。真鍮製の外周リングはある程度自在に傾けることができ、お好みの角度にして眺めることが可能。
回すときに若干のカタつきがあること、そして若干印刷は粗目で、細かな地名は読みづらい部分があること・・・などございますが、全体の雰囲気はとても美しく、知的な雰囲気を纏っています。
地球儀はとてもよいデスクトップアクセサリーとなりますが、それが天球儀となればなおのこと。
そこから広がる宇宙への視点、そしてもちろん私たち地球での視点。両方をともに眺めつつ、さらなる思索へとすすんでみるのはいかがでしょうか。
◆英国買付 U.S.A製造
◆WEBER COSTELLO Co.
◆推定製造年代:c.1920年代頃
◆素材:木、真鍮、紙、他
◆サイズ:高さ約28cm ベース直径約12.2cm
◆重量:645g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色等がみられます。
*印刷の具合で、文字が読みにくい部分がございます。
*きちんと自立しますが、球体を回すときややカタつきます。静止しているときは問題ございません。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A
















