英国アンティーク、シーリングスタンプ。
シーリングスタンプとは手紙などの封蝋をするための道具のこと。フランス語では「cachet/カシェ」。
熱で溶かした封蝋にスタンプで署名を刻印する際や、契約書などの署名の一部として使っていました。
かつては日本の印鑑のように非常にオフィシャルなものでしたが、時代が下がるにしたがってもう少し気軽に使うものとなってきたように思います。個人を特定するという意味で、基本的には本人のイニシアルを元とした2文字もしくは3文字のモノグラムがあしらわれてきましたが、近年では1文字のみのものも使われています。
さて、今回ご紹介する英国で手に入れたシーリングスタンプは、印面に「K」と「J」のアルファベットがあしらわれたお品物。おそらく持ち主のイニシアルであったと思われます。
印面を左右反転した画像も載せましたのでご参考になさってください。封蝋はネットや大手雑貨店文具店で手に入れることが出来ます。
出色は持ち手の美しさ。
仕上げはおそらく銀メッキで、わずかに覗く金色と、シール面の金色から、地金は真鍮と思われます。薔薇を中心とした花がはなやかに盛られた花かごと、アカンサスのスクロールが見事に調和した美しい意匠は、ネオクラシカル様式の影響を感じさせます。印面はオーバル型、字体はわずかに飾りがついており、抑えられた装飾性が上品な印象です。
実際に作業してみると、ワックスを溶かし、紙面に落とし固まらないうちにスタンプをぎゅっと押す行為は、少々コツが必要でなかなか手がかかります。それだけ重要な行為であったと納得しつつ、当時の作業を体験できる興味深さはなかなか得難いもの。
古き良き時代の追体験を愉しみつつ、その時代へと想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1910-1920年代頃
◆素材:おそらく真鍮に銀メッキ
◆サイズ:長さ約7.8cm シール面直径約2.2×1.6cm
◆重量:16g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色等がみられます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A












