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Friday

書くことの愉しさと尊さと/ Antique Mahogany Child Writing Slope/526-234

 英国アンティーク、チャイルド・ライティングスロープ。

























英国の大きなアンティークフェア。


屋内会場のひとつ、アクセサリー類を多く並べているコーナーで、品の良い英国人のご夫婦(多分)のストール。

沢山のアクセサリーの中からひとつひとつ選び、一息ついたところでふと目に入ってきたのが、奥に置かれていたこの小さなライティングスロープでした。


このようなものが置いてあるとは思っていなくて、嬉しい驚きとともに見せてもらおうとすると、ご主人は嬉しそうに言いました。


「チャイルド・ライティングスロープ。小さいよね。珍しいよ。」


・・・即決で買い物リストに追加されました。





このような箱は「ライティング・スロープ/Writing Slope」もしくは「ライティング・ボックス/Writing Box」「ライティング・キャビネット/Writing Cabinet」「ラップ・デスク/Lap Desk」等と呼ばれるもの。私の知っている限り、英国では「ライティング・スロープ」と呼ばれることが多いと思います。




18世紀から19世紀にかけての時代、世界中へと進出した英国。彼らは小さな箱に工夫を凝らし、旅先や戦いの遠征先でも携帯していればいつでも書き物ができるように様々な造りを施しました。インク壺、ペン、そして紙。それらが効率的に収納され、しっかりと鍵をかければ誰にもみられない。ぱかり、と開けば、程よい傾斜がつけられたペン書きに最適なレザー面が現れ、船上でも、野戦地でも、すらすらとペンを運ぶことができたのです。


ライティング・スロープには様々なスタイルがありますが、基本的には贅沢な持ち物であったため、仕様は豪華。使われている材はマホガニー、ローズウッド、そしてウォールナットなどがほとんどで、そこに違う色の木をはめ込む象嵌が施されていたり、金属象嵌のものなどもみられます。



もちろん基本的には大人用で、書き物の必要がある中産階級以上の富裕層、そして戦場での将校などが使っていたものでした。






さて、前述の「チャイルド・ライティングスロープ」。


大人用のものをそのまま小さくしたクオリティで、大人用のものは広げるとA4サイズほどが縦に広げられるスロープが一般的ですが、今回のものはA5サイズくらいまでしか広げられません。体感的に半分くらいのサイズ感だと思います。


用途としては、その名の通り子供用に誂えた物でしょう。ただ、本体はマホガニーでポイントに真鍮の金属象嵌、黒のレザーには金の箔押しが施されている贅沢仕様。かなり余裕のある家庭が、子供の教育用玩具として特注したものなのではないかと推測いたします。製作年代は世紀の変わり目、1900年代頃と思われます。




2か所ある収納にはポストカードが余裕で入りますが、ペントレイは小さめで、長さ16cm程度のペンしか入らず、インク壺用のスペースも小さくて現状インク壺は付属していません。



例えばですが、ここに収まるペンやインク壺を探しつつ、お好みのカードをひっそりと貯めて、大切な方にメッセージをしたためる時の特別な箱として、お手元に置いておくのはいかがでしょうか。




もちろん、文具好きな方のコレクション用としてもとてもお勧め。


書くことの愉しさと尊さを詰め込んだ、古く美しく、そして小さな英国アンティークの稀有なひとしなをお届けいたします。





◆England

◆推定製造年代:c.1900年代頃

◆素材:マホガニー、真鍮、レザー、他

◆サイズ(箱状態のとき):幅約22.7cm 奥行約15cm 高さ約10cm 

◆重量:766g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色、アタリ等がみられます。

*箱の蓋にはわずかにクラック(割れ)、及び小さな輪染みがみられます。

*施錠可能な鍵が付属しますが、古い鍵の為頻繁な施錠はお勧めいたしません。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A