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Friday

19世紀のトリプルレンズ / Antique Folding Pocket Triple Lens Magnifying Glass

 英国アンティーク、トリプルレンズの拡大鏡。



















小さくても美しさと機能性に満ちた折りたたみ式拡大鏡のご紹介です。



ケースから繰り出すようにスライドしてレンズが出てくるタイプで、特徴は「Triple Lens/トリプルレンズ」であること。3枚のレンズはそれぞれ微妙に拡大率が異なり、レンズ面積が小さいほど拡大率が高くなります。1枚でも、2枚でも、そして3枚でも、対象物によって自在に組み合わせることが出来る便利アイテム。



ケースとフレームの材は「Cow Horn/カウホーン/牛の角」となります。加工がしやすく、磨くことで得られるなめらかで美しい艶を持ち、ひとつひとつ微妙に異なる模様を持つことが特徴のカウホーン。今回のお品物は、一見ほぼ黒なのですが、見る方向や光の具合によって、色味がごく微妙なブラウン系にも見え、単一ではない質感がお愉しみいただけます。



触ると金属のように固く冷たくはなく、どこか柔らかで優しい手触りは、カウホーンならではといえるでしょう。銘などは無く、シンプルな材と工程だけに製造年代は難しいところですが、販売していたディーラーによれば製造は19世紀であろうとのこと。このパターンのものはそのくらいの年代のものが多いので、私も同意いたします。



繰り出す動作はスムーズ、かつ、摩擦によりそれなりにケースに納まりますので、携帯するのにレンズが傷つく心配は少ないと思います。


一番外側のケース部分に穴が開いているため、3枚のレンズを収納した状態でも、ピンポイントで拡大鏡としてご使用いただけるのも嬉しいところ。


19世紀のトリプルレンズを貴方のポケットに納めて、アンティークハントに出掛けてみるのはいかがでしょうか。




◆England

◆推定製造年代:c.19世紀

◆素材:牛の角、ガラス、金属

◆サイズ(折りたたみ時):全長約6.1cm 幅約2cm 厚み約1.6cm

◆重量:17g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色、ホーン部分にわずかな欠け等がみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*レンズに欠けやヒビはみられません。

*レンズの出し入れはスムーズです。収納時は摩擦でそれなりにとまります。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A


砦を守るパイロットの双眼鏡 / Vintage Brass WW2 Pilots Spotting Binoculars in Original Case

 英国ヴィンテージ、オリジナルケース入りパイロット用双眼鏡。

















英国の大きなアンティークフェア。


あらゆるアンティークが集まる広大な敷地の中の一角に、私たちが行く度に訪れるコーナーがあります。つるりとした頭部に眼鏡をかけた、貫禄ある親父殿が営む小さな一角には、レンズや定規、双眼鏡といった光学機器が整然と並んでいます。


彼のポリシーなのでしょう、真鍮はどれもピカピカに磨き上げられており、たとえそれが19世紀のものだとしても、覗きこめばそのまま顔が映りこむほどの輝きをもっています。




今回ご紹介する双眼鏡は、その親父殿からのひとしな。


シックなレザーケースは使い込まれた革の質感が見事。蓋を開ければ、金色に輝く真鍮の双眼鏡が現れます。



レザーケースの蓋には以下の文字が刻印されています。


BINOCULAR 2 1/2×50

10° FIELD

CAT. No. VF. 2506

A.G.& CoLtd



双眼鏡本体にも以下の文字。



9794

V.F. 2506




まず注目したいのは「↑」。


当店で何度かご紹介してきたこのマークは「Broad Arrow/ブロードアロー」。もともとはヨーロッパにおいて紋章としてつかわれていた「pheon/小槍」などが元といわれており、17世紀末頃から英国の官有物にマークとしてつけられるようになりました。


主として軍用でしたが、他の用途にも使われることがあったようです。植民地時代のアメリカやオーストラリアにおいても同様で、軍や官庁などのサーベイマーカーとしての使用がみられます。英国において、機器や備品関係などにこのブロードアローがついているものがあれば、まずは英国軍のもの、あるいは英国政府の財産であった可能性が高いといえるでしょう。



そして「FIELD」とは、双眼鏡の実視野(実視界)のことで、双眼鏡を覗いたときに実際に見える範囲の角度を表します。この角度が大きいほど、より広い範囲を見渡すことができます。つまり「10° FIELD」は実視野10度ということになります。なお、一般的に倍率が高くなると実視界は狭くなり、それを防ぐために広角レンズにすると周辺像が崩れる、ということがおきます。


「50」は50倍、「2 1/2」は対物レンズのサイズと思われます。測ってみると対物レンズ側の筒の内径は約5.4cmですが、筒本体はそれより大きくなっており、外形で6.4cmくらいはありそうですので、2と1/2インチ(6.35cm)の対物レンズが大きい部分の筒内径にぴっちりおさまっているのかな、と思います。



また「9794」「V.F. 2506」はこの双眼鏡の型番号と思われます。



そして「A.G.& CoLtd」ですが、こちらは双眼鏡のメーカー名ではなく、このケースを製作した会社名と思われます。正式名称は「A. Garstin and CoLtd/A. ガースティン・アンド・カンパニー」。1871年にロンドンで設立され、1920年代までには家庭用及び輸出用のあらゆる種類の皮革製品の製造を行っていました。



参考:Graces Guide to British Industrial History

A. Garstin and Coの頁

https://www.gracesguide.co.uk/A._Garstin_and_Co



さて、双眼鏡本体ですが、おそらく「Henry Hughes and Son/ヘンリー・ヒューズ&ソン」の「Husun Pilot」というシリーズのひとつなのではないかと思われます。第二次大戦に使用され、パイロット、パスファインダークルー、SASや空挺部隊などの特殊部隊で使用されていました。シンプルなガリレオ式双眼鏡ですが、光を最大限に集め、低照度下でも優れた視界を確保できる構造となっていることが特徴のシリーズです。


筒部分の表面仕上げは真鍮製のもの、真鍮に黒塗装のもの、レザー張りのものと色々ですが、どれもが大きなレンズと接眼目あて(目を覆うカバー部分のこと)がついているようです。


なお、品名の「Husun」の命名の動機は不明ですが、アラビア語で地名や人名としても使われる一方で「要塞」「砦」「城塞」などの意味をもつことから、「砦を守るパイロット」の意味を込めたのかな、などと推測いたします。


80年前後経つと思われる品物ですが、コンディションは良好。非常にクリアな視界で対象物をよく見ることができます。


こぶりながらもずしりと重い真鍮製の双眼鏡。パイロットたちはどんな思いでこの双眼鏡を覗いていたのでしょう。


闘い、そして守る。


遥か昔から現代まで続く人間の営みは、果たして変わることは無いのでしょうか。


そこに在ることで何かを雄弁に語る、英国ヴィンテージのひとしなをお届けいたします。




◆England

◆推定製造年代:c.1940-1950年代頃

◆素材:真鍮、ガラス、樹脂、皮、他

◆サイズ:幅約12.4cm 奥行約8.8c 厚み約6.4cm 

◆本体重量:724g

◆ケース重量:277g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。

*レザーケースには若干の傷みがみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

by d+A


赤いボールにアフタヌーンティー/ Vintage Cricket Ball

 英国ヴィンテージ、クリケットボール。











英国のマーケットで手に入れたクリケットボール。

伝統的な赤色のレザー仕上げで、表面には以下の文字がみられます。



STANDARD SIZE

& WEIGHT

MADE IN ENGLAND(おそらく)


メーカー名は無く、「スタンダードなサイズと重さ」という情報と、かなり擦れて読めなくなりそうなのですが「MADE IN ENGLAND」と書かれているのかなあ・・・といった情報しかございません。



クリケットボールの規格としては「13歳以上の男子の試合の場合 重さ 5.5-5.75 oz (156-163 g)円周 8.81-9 incn (224-229mm)」ですので、今回ご紹介するボール「重さ162g 円周225mm」はきっちり規格内であることが確認できました。



ボールがなぜ伝統的に赤いのか、につきましては基本的にユニフォームが白であること(夏に行われるため日差しを避ける意味で)、プレイする場所が芝生であること、などの理由から最も視認しやすい色だから、という説があります。その後照明をつかいだした頃からは照明下で見やすい白色が導入され、また2010年以降はピンク色も導入されています。



日本人にはなじみの少ないクリケット。


例えば試合時間は非常に長く、最も正式な試合形式であるテストマッチにおいては、1日に2時間のプレーを3回行い、プレーとプレーの間にお昼の時間(lunch time)40分とお茶の時間(tea time)20分が設定されています。


1日の流れとしては、まず午前中にプレーを行い、昼食を楽しんだ後再びプレーを行い、さらにアフタヌーンティーを楽しんだ後に再びプレーを行い終了となる。午前11時に試合を開始した場合、午後6時ごろの終了となるイメージとなります。



日本人が持つ野球へのイメージは、例えば青空に飛んでいく白球、応援団の声援。

それに対し、クリケットを愉しむ国では、緑の芝生、白いユニフォーム、赤いボールにアフタヌーンティー・・・となるのかもしれません。



スポーツがお好きな方に。

英国文化がお好きな方に。

そして、世界の幅広い文化へご興味をお持ちの方にお勧めなヴィンテージアイテムです。




◆England

◆推定製造年代:年代不明

◆素材:革、コルク等

◆サイズ:円周約22.5cm

◆重量:162g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、皮の剥がれがみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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by d+A


無敵の者達/ Vintage Miniature Cricket Bat

 英国ヴィンテージ、ミニチュアクリケットバット。
















「Cricket/クリケット」。

16世紀にイングランド南部で始まったクリケットは18世紀末までには、イングランドの国民的スポーツとなり、大英帝国の拡大によって海外でもプレーされるようになりました。


現代でも英連邦諸国で高い人気を誇り、インド、パキスタン、バングラデシュなどでは最も人気のあるスポーツとなっています。特にインドでは圧倒的に一番の人気スポーツであり、他のスポーツを大きく引き離しているとか。


他にはオーストラリア、ニュージーランド、スリランカ、南アフリカ、ジンバブエ、アフガニスタン、西インド諸島でも人気があり、北米や中東にもプロリーグがあり、100カ国以上でプレーされています。


私たち日本人にとっては野球のほうが馴染みがありますが、一般的に競技人口は野球3500万人、クリケット3億人といわれており約10倍の差があるため、世界的に見れば「クリケットのほうが人気がある」といえるでしょう。


ただ、野球好きなアメリカの経済力が圧倒的なため、野球のほうが年棒や経済効果が高いというのが現実のようです。





前段が長くなりました。

今回ご紹介するのはそのクリケットバット、しかもミニチュアです。本物のクリケットバットは長さ約84cmであり、このミニチュアは約29cmですので、1/3以下のサイズ感です。




お品物をよく見てみましょう。まずは片面にあるマークには以下の文字。

GUNN & MOORE Ltd.


「GUNN & MOORE/ガン・アンド・ムーア」は1885年に設立された英国のスポーツ用品の会社。クリケットイングランド代表のテストバッターだった「 William Gunn/ウィリアム・ガン」と地元の実業家「homas James Moore/トーマス・ジェームズ・ムーア」によって設立されました。クリケット用品を幅広く製造していることで知られています。


現在でもノッティンガムシャーに拠点をおき、製造販売を続けています。
オフィシャルサイト



そして反対面にはたくさんの文字がありますが、代表的なものをご説明しておきます。

the Autograph
TREBLE SPRING

AUSTRALIA
1948


「Autograph/オートグラフ」とは署名、(有名人からもらう)サインの意味。
「TREBLE SPRING/トレブルスプリング」とはバットのハンドルの仕様のこと。

そして「オーストラリア 1948」とは、1948年、オーストラリアのクリケットチームがイングランドに遠征し、遠征全期間を通して無敗を記録したことからつけられていると思われます。この偉業からこのチームは「無敵の者達/The Invincibles/インヴィンシブルズ」の異名を持ち、史上最高のクリケットチームの一つとされています。



チームのキャプテンは史上最高の打者とされる「Don Bradman/ドン・ブラッドマン(1908-2001)」。よく見れば並んだサインの一番上に 「Don Bradman(CAPT.)のサインが認められます。


もちろん直筆ではなく印刷と思われますが、細線までよく表現されており、玩具ではなく大人向けの丁寧な商品であることを伺わせます。本物のバットはおけないけど、ミニチュアならば気軽に飾っておけるので、インヴィンシブルズが話題となった当時販売されていたのではないかと思われます。




英国の老舗、ガン・アンド・ムーアが本気で作った「無敵の者達」のサイン入りバット。
クリケットファンならば見逃せない、英国ヴィンテージならではのひとしなです。




◆England
◆GUNN & MOORE
◆推定製造年代:c.1948年頃
◆素材:木、糸
◆サイズ:長さ約29cm 幅約3.8cm 厚み約2cm
◆重量:37g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、糸のほつれや印刷の剥がれなどがみられます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。 




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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