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Thursday

額装された銀のハンドルをもつ拡大鏡/ Antique Silver Handle Magnifying Glass Birmingham 1919

英国アンティーク、シルバーハンドルルーペ。





















英国アンティークのひとつの定番、スターリングシルバーの拡大鏡。

デスクに置くタイプもありますが、やはり人気なのは今回ご紹介するような手持ちタイプでしょう。

色々なデザインがありますので、お気に入りの意匠を探すのもまた楽しいかと思います。



今回ご紹介する拡大鏡は、持ち手の形状が個性的な、ふくらんだ断面形状が多い中では、とても珍しい持ち手の拡大鏡といえます。

持ち手の両面とも中央が凹んでおり、周囲はエッジの効いた連続する大波の額縁、中央のフラットな面には、engine turning のような細かい波の幾何学模様が刻まれています。


持ってみると、指の腹にエッジの感触が強調されますが、それはかえって対象物を見るときにレンズの面をしっかりと保つことができる効果を感じます。




英国アンティーク・シルバーにはホールマークを読み解く愉しみがつきものですが、このルーペにも、持ち手の付け根近くに、数個のホールマークをみることができます。

メーカーズマークである W.G.S & Co は、W.G. SOTHERS & Co. 社 のもの。RD_619045 と読める製造番号も刻印されています。W.G.S & Co は、1909年に英国バーミンガムのアッセイオフィスに登録されましたが、1920年に W.G.S LTD で再登録されたようです。

さらに、ライオンパサントとデイトレターが小文字の「 u 」。これらは1919年バーミンガムのアッセイオフィスで認可を受けたスターリングシルバーであることを表しています。



なお、レンズ部分は後年に付け替えられたものであると思われます。

英国アンティークの拡大鏡は、このようにハンドルは活かしながら、傷つきがちなレンズ部分のみ付け替えられているものがほとんど。

金属製のレンズ枠は太いものもありますが、このお品物はごく細いレンズ枠で仕上げられています。

直径約4cm強、倍率約5倍のレンズはコンディションもよく、傷はほとんど見えませんので、十分にお使いいただけることと思います。



全体長さ約12cmですので、ややこぶりでデスクに置いても邪魔にならないサイズなのではないでしょうか。



日々手元にある道具が、美しく確かなものであることは、毎日の暮らしを思いがけなく豊かに演出してくれます。

英国アンティークの確かなひと品を、貴方のお手元にぜひどうぞ。




◆England

◆推定製造年:c.1919年

◆素材:ガラス・金属・シルバー

◆サイズ:全長約12.1㎝ 幅約4.2cm 持ち手部分最大幅約1.8cm 

◆重量:26g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですのが、微細な傷や汚れは殆どみられず、ガラス部分の目立つ傷もない、とても良い状態です。

*レンズ部分は後年に付け替えられたものと思われます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。


Todd Lowrey Antiques

by d+A