イングランドのアーティスト、アダム・バインダー作の傑作フィギュア。
ウツボカズラらしきものにすっぽりとおさまる小さなカエル。
カエルは単体で取り出すことができ、ちょっと向きを変えて嵌めてみることもできます。
こちらは、当店で何度かご紹介しているイングランドのアーティスト、アダム・バインダーの作品。
もともとは「ハーモニーキングダム」の造形アーティストの一人だったアダム・バインダー/Adam Binder。2001年に独立し、イングランド・コッツウォルズで自分の工房を立ち上げ、「Adam Binder Editions」として彼独特のこだわりに満ちた作品をつくってきました。基本的には限定生産で、追加の生産はないことから、彼の作品は世界中でコレクターズ・アイテムとなっています。素材は大理石の粉と樹脂をまぜた独特のもので、しっとり、ずっしりとした質感と巧みな発色が作品の魅力をさらに高めています。
2013年からアダム・バインダーはブロンズ彫刻を主体とする活動をしており、このような作品はほとんど作らなくなりました。ブロンズ彫刻はとてもとても素晴らしいものですが、それはまさに「芸術」としての存在となっているため、彼独特の造形センスが活かされた小さな作品を多く揃える悦びは、年々難しくなっていくのは間違いありません。
この作品のタイトルは「In the Pitcher」。2004年に1180体作られたシリーズであり、「クラブ・ピース」でもあります。おそらくクラブ員だけが買うことができる、もしくは何かの引き換えに手に入れることができるものだったと思われます。
ちなみにウツボカズラにはいろいろな種類があって、食虫植物として甘い香りを出しつつピッチャーの中の液体を酸性とし、そこ落ちた虫を消化して栄養とするものが有名です。大きなものでは小さなカエルすら消化することもあるとか。
一方でピッチャーに雨水をためて蚊の幼虫のボウフラを棲まわして、糞などの排泄物を養分としている種類もあります。この種類はカエルが住むこともあるらしく、そこに卵を産み、オタマジャクシとなるまで暮らしているものもあるとか。
そうなると、まさにウツボカズラはカエルのおうち。ピッチャーの上のほうでは親が住み、下のほうではオタマジャクシが泳いでいる・・・なんて素敵なんでしょうか。
この作品がどのウツボカズラを表現しているかは定かではございませんが、願わくばのんびりおうちに住んでいるカエルを表現したものであってほしいものです。(消化される寸前の状態ではなく)
アダム・バインダーの希少な傑作小品は、手に入れるともう手放せなくなる、蠱惑的な魅力を秘めています。今もし貴方が手に入れることが出来るなら、手に入れておくべきひとしなといえるでしょう。
カエルを愛する貴方に、ぜひともお届けしたいひとしなです。
◆England
◆製造年代:2004年
◆素材:石材・樹脂等
◆ピッチャーに入ったカエル 全体高さ約6.5cm
◆専用箱サイズ:約7.9×6.7×7cm
◆ピッチャーに入ったカエル本体重量:80g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*新品ではございませんが、とても良いコンディションです。
*専用箱が付属しています。
*箱には保存時についたと思われる若干の擦れやつぶれ、歪み、汚れなどがみられます。
*付属のカードにはタイトルやシリーズ名はありますが、個数の明記はされておりません。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A