このように天板が回転して立つようになるテーブルを「Tilt Top/ティルトップテーブル」といいます。
実際のアンティークテーブルでもよくみられ、小さなオケージョナルテーブルからブレックファースト用のテーブルなど大きめのものまで多くの種類があります。
英国は、日本のようにひとつの家具を様々な用途に使うのではなく、用途ごとに異なる家具を仕立てる傾向が強い文化。
そのため多くの家具が必要になり、天板を立てることができるテーブルは収納や移動に便利、ということから生まれたと思われます。
そんなティルトップテーブルですが、今回ご紹介するのはミニチュア版。
直径わずか約6cmと、手のひらに乗るくらいの小ささ。
それでも、きちんと天板を傾けることができる機能がついています。
支柱は花瓶型の挽き物風。
曲線でつくられた三本の脚で立つさまは、回りに独特の空気感を生み出します。
古い無垢真鍮の質感がなんとも柔らかく、可愛らしいミニチュア家具。
さて、こんな小さなテーブル、どんな用途に・・?と思われるかもしれません。
「ちひさきものはみなうつくし」とは清少納言の枕草子からの言葉ですが、このような感じ方は英国人も同じだったのかな、と思います。
この存在そのものだけで、美しく可憐な様を是非お愉しみ下さい。
◆England
◆推定製造年代:1930年代
◆素材:真鍮
◆サイズ:直径約5.8cm 高さ約7cm
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A