英国が起源の秘密結社のひとつ、オッドフェローズのメダル。
17世紀からの歴史がある英国発祥のオッドフェローズ。
日本ではあまり知られてはいませんが、オッドフェローズは、英国やアメリカではフリーメーソンと並ぶ代表的な結社とされています。
もちろん反社会的なものではなく、入社式や秘儀や階級制度を伴う、共済や相互扶助を目的とした入社的秘密結社。
主として労働者階級の人々がお互いを助け合うために集まり、共済や相互扶助を目的としたものであり、人々の生活に根付いた組織といえます。
ちなみに「Odd Fellows」の「Odd」は「宣誓」を意味する「ad」が訛ったものだと言われています。
つまりオッドフェローズとは「宣誓する人々」の意味。
もともとは英国発祥ですが、やがて18世紀後半にはアメリカにも支社ができるようになります。
1810年に、それまであった英国の「オッドフェローズ」組織を改革し、「INDIPENDENTORDER OF ODD FELLOWS MANCHESTER UNITY/独立オッド・フェローズ結社」となりマンチェスターにロッジ1号が設けられました。
一般的なバッジは、この組織のモットーである「友愛/Friendship」「愛/Love」「真実/Truth」のイニシャルである「FLT」と三つの鎖を組み合わせた物。もちろんその他にも階級などによってさまざまなバッジやメダルが存在します。
今回ご紹介するのは、その一般的なバッジではなく、マンチェスター・ユニティによる1928年のメダル。
このようなメダルは、主に何かを記念したり、誰かに贈るときに使われていたようで、多くが背面に文言や年号が彫られています。
このメダルも、背面には以下の文字がみられます。
J.E.D.
N.G.
P.O.C.
LODGE
1928
なにかまるで暗号のようですね。
わかるのは「LODGE」ロッジ、と年号のみ。
前半は恐らくは人のイニシャルだとは思いますが、ロッジの名前までよくわからない状態なので、わざとそうしたのではないか、とも思われます。そのため詳細は不明ですが、きっとこのメダルには、感謝や信頼の気持ちが沢山込められていたことでしょう。
先端のハート型部分は取り外しが可能。
ハート部分のみでペンダント・ヘッドにしたり、リボンを付けた状態でタイ代わりにしても素敵です。
このメダルを傍に置くとき、誰もが必要とするモットー「友・愛・真実」を、確かに共有できるような気がいたしますが、いかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:1928年
◆素材:金属・布
◆サイズ:幅約2.5cm 高さ約8.6cm (ハート部分のみ幅約2.5cm 高さ約4cm
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*つなぎ目の丸環はバネが少し弱くなっておりますので、頻繁な脱着はおすすめできません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A