藍色が美しいデルフト焼のヴィンテージ・ブローチ。
小さな陶器の周囲にきれいな縁取りが施されたブローチは、英国の古い教会の建物を使ったアンティーク・センターで買い付けた物。
裏面には「Delfts」の文字がみられます。これは デルフト焼/Delfts blauw のこと。
デルフト焼とは、オランダのデルフトおよびその近辺で16世紀から生産されている陶器。白色の釉薬を下地にして、伝統的にスズ釉薬(en)を用いて彩色、絵付けされてきました。
多彩な色味がありますが、なかでも中国や日本の陶器への憧憬から始まったという青い絵付けが大多数を占めています。
英国にも古くから入ってきており、美術品はもちろん水回りや暖炉周りに使われたタイルにもデルフト焼きをしばしば目にすることができます。
今回ご紹介するのはそんなデルフト焼のブローチ。
ぽってりと柔らかな印象の白い楕円に、オランダならではの風景が描かれています。
周囲の金属には小さな剣の刻印がみられます。これは1906-1953年の間、オランダがシルバーにつけていた刻印。
買い付けは英国でしたので、おそらくオランダに旅行した人が買い求めてきたのかもしれません。
胸元にはもちろん、帽子につけていただいても嫌味なく上品なお洒落を愉しんでいただけそうな一品です。
◆England買付 Holland
◆推定製造年代:1940～50年代
◆素材：陶器・シルバー
◆サイズ：幅約3.2cm 高さ約1.8cm
◆在庫数：1点のみ
【NOTE】
＊古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
＊針先には十分ご注意ください。
＊画像の備品は付属しません。
＊上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d＋A
