古艶をもつマホガニーが贅沢に使われたアンティークのブックスライド。
ブック・スライドとは、文字通りスライド式になっている携帯型ブックシェルフのこと。
19世紀ヨーロッパでは、まだまだ本は貴重な品でした。富裕層がもつ蔵書は執事にってきびしく管理され、特注の蔵書票を貼りこんだりするなど、持つものならではの楽しみもありました。
庶民は貸本屋などで本を借りるのが大層流行ったといいます。
そんな貴重な本は、旅先や滞在先などに携帯するとき、相応の小さな収納場所を設えるのが大切なことだったようです。
このブック・スライドはそのようなときのためのもの。
左右の板を折りたためば、携帯がしやすく、左右にスライドする仕掛けは任意の位置まで広げて使うことができます。
贅沢な嗜好品の一部でもあったため、ブックスライドには良い材が使われたり、凝った装飾を施されたものが多く、当時の人々の本に対する愛情を感じさせます。
裏面、そして伸ばした時に見える面にはレザーが貼られ、あたりもやわらか。
現代のデスクトップは、ほとんどパソコンが乗っているかと思いますが、デスクだけではなく、ベッドサイドテーブルやサイドボードなど、ちょっと手を伸ばせば愛読書が手の届くところにある、というのは読書家にとってはとても贅沢なことなのではないでしょうか。
それが、いまここにしかないアンティークであれば、尚更のこと。
あなたの大切な本のために。
アンティークのブックスライドで、指定席をつくってあげてください。
◆England
◆C.1900年代
◆サイズ:幅31cm(最大幅46.5cm) 奥行き12cm 高さ15cm(折り畳み時厚み3cm)
◆在庫数:1個のみ
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A