このようなタイプのベルは、テーブルベル、もしくはサーバントベル/Servant Bellとよばれており、
文字通りテーブルのうえにおいておき、使用人を呼ぶのに使われました。
日々手にする身近なものだからこそ、凝ったデザインのものや、様々なシェイプのものがあり、持ち主の好みを反映させたものであるといえるでしょう。
このサーバンツ・ベルは、そのなかでも特に珍しいお品物。
通常は1本である支柱は緩やかな曲線を描いて3つに分かれており、編み込みの模様が浮き出ています。先端にはアカンサスの葉が広がり、ベルのボウル部分へとつながっています。
そして、3つに分かれた持ち手の中心に下がる球体には、二か所の小さな穴が開いています。
鈴、というわけではないのですが、振ったときにこの球体自体が周囲の持ち手にあたるときの音を響かせるためのものと思われます。実際に振ってみると、「カシャカシャ」と「チリチリ」が混ざったような音が。
本体のベルは「リーン・・・」と良く響く、きれいな音です。
大きく振れば、本体の音色と上部の球の音が混ざって、ちょっと独特な響きが生まれます。
飾っておくだけで十分な存在感のあるアンティーク・アイテムですが、実用としても愉しみながらお使いいただける優れもの。
ありきたりな物では満足できない方への、特別な贈り物にいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1890年代
◆素材:金属
◆サイズ:直径約6cm 高さ約10cm
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物のため、多少の汚れや小傷などがございます。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A