豪奢でありながら、シルバーの輝きが品の良さを感じさせるシルバールーペ。
凝った取っ手は、美しいのみならず持ち心地も上々。シルバーの凹凸が手に心地よく感じられます。
取っ手の意匠はフランス、ロココに由来を持つロカイユ、Cスクロールにレースのモチーフを組み合わせたもの。
18世紀フランスで花開いたロココ芸術は、その華やかさで後世にまでつよい影響を残していることを伺わせます。それは、このルーペがつくられたイングランド、エドワーディアンの世でも変わらなかったことでしょう。
歴史ある複雑な文様は、雫型のふっくらとしたシェイプに巧みに寄り添い、品格ある陰影を造りだすことに成功しています。
メーカーズマークはM.J.J。当時、Matthew John Jessopというシルバーメーカーがあった記録がありますので、そこの製品と思われます。
イカリのマーク、ライオンのマーク、そしてbのアルファベットと、周囲の盾のような形状から、1901年にバーミンガムのアセイオフィスで認証をうけた銀製品であることがわかります。
装飾的でありながら、十分実用に耐えるクオリティは、ギフトにもぴったり。
傍らに置いておくだけで、ヨーロッパの歴史を体感できるような、本物の逸品です。
◆Birmingham England
◆製造年:1901
◆全体長さ:15.2cm 拡大鏡ガラス部分直径:4.8cm
アイテムのご購入はショップにてどうそ。
下のバナーからお入りいただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A