イングランド北部の小さなアンティーク・フェアで手に入れた美しいコートフック。
日曜日に競馬場の建物を使って行われていたアンティーク・フェアは、地元の人たちと思われる多くの英国人で賑わっていました。
そのなかで「パンチ&ジュディ」のパンチというキャラクターのグッズをたくさん並べていたのは、壮年のご夫婦。話好きのご主人につかまり、パンチの良さを沢山聞かせていただきました。
個人的にパンチは大好きですが、まだまだ日本での認知度は低め。
もちろん本場英国では人気があるので、価格的になかなか買い付けは難しいアイテムとなっています。
そんなことから、お勧めのパンチ・グッズは丁重にお断りし、眼の隅でずっと気になっていたこのコートフックを手にとりました。
かなり残念そうなご主人でしたが、気を取り直したように「うん、これはいいものだ。ヴィクトリア時代の物だね。ほら、ENGLANDって刻まれているし、こんなにいい細工だよ。」
そういいながら、丁寧に新聞紙でくるんでくれました。
そう、これはなかなか良い品物です。
モチーフはフランスで18世紀に流行したロココ・スタイル。
左右非対称のロカイユがトップを飾り、CスクロールとよばれるC型の曲線が流れるように本体を形作ります。
大きめに張りだした上段のフックは受けが大きく、掛けた物の型崩れを防いでくれそうな丸みのあるフォルムをしています。
例えば上の大きなフックには帽子を、下の小さなフックにはコートを。
2段あることで、便利にご使用いただけることと思います。
ヴィクトリアンのお屋敷の壁に取り付けられていたであろうコートフック。
今度は、ぜひ貴方のお部屋にいかがでしょう。
◆England
◆推定製造年代:1890年代
◆素材：金属（真鍮）
◆サイズ：幅約8cm 奥行き約3.2cm 高さ約8cm
◆重量：約293g
◆在庫数：1点のみ
【NOTE】
＊古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、歪み、錆びや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
＊画像は撮影用に仮止めの状態で壁につけています。
＊実際に壁につけた場合は取り付け金具（木ネジ等）の頭が見えます。
＊取り付け金具は付属しません。
＊画像の備品は付属しません。
＊上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d＋A
