もともとドールハウスは16世紀後半のドイツとオランダが発祥の地といわれています。
本物の家や家具を作る為に、雛型を作ったことが始まりだった・・・というのが主力の説。
いずれにしても、小さく精巧に作られた家や家具はとても目を惹く装飾品となったため、貴族など富裕層の奥様方やお嬢様が所有していることが多かったようです。
そんな贅沢なドールハウスのなかでも、世界的に有名なものが、「メアリー王妃のドールハウス」。
英国王ジョージ5世の妻、メアリー王妃（1867-1953）に1924年5月に贈られたドールハウスは、当時の一流職人や作家が参加した大変凝った豪華なものでした。
このドールハウスが、1フィートを1インチに縮小した1/12の縮尺だったことから、現在でもドールハウスの縮尺は1/12スケールが標準とされています。
ヨーロッパで古くから愛され続けているドールハウス。
今回ご紹介する家具は、そのドールハウス用の家具、テーブルとチェアのセットです。
テーブルは英国アンティーク・テーブルでは定番のゲートレッグ・テーブル。
高さが約6.1cmですので、オリジナルスケールは約73.2cmでしょう。
定番の楕円形フォルムで、脚は少しだけバーリーシュガー・ツイストのような飾りが彫られています。
チェアはスプラット(背板)がハシゴ状になっている、ラダーバックチェア。
英国カントリー・チェアのなかでも中世からの歴史をもつ伝統的なスタイルで、座面はラダーバックチェアではお約束の編座。
ちいさなちいさな座面でも、きちんと編み込まれており、みるほどに引き込まれる出来栄えです。
前足がきれいな挽き物で作られているのも見逃せません。
テーブルとチェアをセットで置けば、そこはさながら中世英国、のカントリーサイド・コテージのキッチン。
大きなエプロンをかけた奥様と、狩りから帰った旦那様が1日のことを喋りあう光景がみえてくるようです。
小さなセットと共に、英国カントリーサイドのコテージでのひと時を、お届けいたします。
◆England
◆推定製造年代:c.1930-50年代頃
◆素材：木・糸
◆テーブルサイズ（天板拡張時）：幅約12cm 奥行き約9cm 高さ約6.1cm
◆チェアサイズ：幅約4.4cm 奥行き約4.2cm 高さ約9.5cm
◆アームチェアサイズ：幅約4.5m 奥行き約4.5cm 高さ約9.6cm
◆重量:テーブル約43g チェア各約11g
◆在庫数：1セット（テーブル1点、チェア2脚、計3点で1セット）のみ
【NOTE】
＊古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。
＊チェアの前脚上部には一部材のカケがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
＊チェア1脚、アームチェア1脚、テーブル1点、計3点で1セットの品物です。
＊画像の備品は付属しません。
＊上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d＋A
