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Friday

くるりと回してキャンドルを乗せて / Antique Victorian Adjustable Candle Stand

 英国アンティーク、伸長式の木製キャンドルスタンド。


















英国の南東部で行われていたアンティークフェア。

きれいな競馬場で行われていて、大きな建物のなかには沢山の出店者が軒を連ねていました。


そのうちの一軒。白く長いお髭のお爺様と、娘さんらしきちゃきちゃきしたおば様のストールは人気らしく、沢山の人が脚をとめていました。


隙を伺って覗いてみれば、興味深い物が沢山。


そのうちのひとつ、小さなピアノスツールのようなこのお品物に目が留まりました。そっと持ってみれば、座面はくるくる回って高くなる仕組みです。


「これは、ミニチュアの試作品?」おば様に聞けば「それはキャンドルスタンドよ!」と朗らかに教えてくれました。ふと気が付くとお爺様がぴったり隣に立っており、にこにこしながらもごもごと何やら説明してくれています。


申し訳ないのですがほとんど聞き取れなかったのですが、手元より少し高い場所にキャンドルを置いて照らしたいときに使う事、ヴィクトリア時代のものであろうことなどが何とか分かったのでした。



キャンドルスタンドといえば、キャンドルを差し込んで使う棒状もしくはお皿のようなものを言うことが多いかと思います。ただ、そのようなスタンドを、用途によってはさらに手元の高い場所において、少しでも灯りを有効に使うための、小さな小さなテーブルのような台をみることがあります。強いて言えばキャンドルスタンドのためのスタンド、と言えるかと思いますが、英国ではひとまとめに、キャンドルスタンド、と呼んでいるようです。


このお品物もどうやらそのタイプ。

材は素直な杢目からおそらくビーチ材で、ふっくらと可愛い台部分と、凝った挽物でできた四本の脚を持っています。くるくる回る仕組みは本当にピアノスツールの様で、機能一辺倒ではなく、ミニチュア細工の可愛らしさを存分に感じさせてくれます。



作った職人も、キャンドルスタンドでありながらも、家具の試作品のような気持ちだったのかもしれません。


ヴィクトリア時代の生活を彷彿とさせる、英国アンティークの小品です。




◆England

◆推定製造年代:c.1870-1890年代頃

◆素材:木(おそらくビーチ)

◆サイズ:直径約11.8cm 高さ約14.6~18cm

◆重量:197g

◆在庫数:1点のみ




【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、欠け等がみられます。

*キャンドル台は回すことにより高くなりますが、高くなるほどに少しぐらつき傾きます。

*脚の接地面に少し欠けがみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像のキャンドルスタンドや備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques

by d+A