英国アンティーク、レザーケース入りメディシンボトル。
英国のアンティークフェアで手に入れた、高さ10cmほどのレザーケース。やや染みはあるものの良い風合いをだしていて、手に取らずにはいられませんでした。
店主のお爺様にお断りをいれつつ、そっと開けてみれば、なかからは蓋つきのガラスボトルが現れました。
蓋とはいってもねじ込んで締める金属のスクリューキャップではなく、ガラスの蓋。金属のスクリューキャップは英国で初めて1920年代に導入されたといわれていますが、当初はなかなかぴったりと締めることは難しかったようです。
ボトル本体は透明、蓋部分は表面がフロストのような加工になっているタイプ。
蓋が少し欠けていましたが、おそらく持ち主が磨いたのでしょう、触れても手を傷めるようなことはなく、普通に使うことができる状態です。蓋をしても密閉には程遠いのですが、一応蓋をしてレザーケースを閉じて、鞄に直立しておくようにすれば、なんとかなかの液体は漏れずにすみそうです。まあ、レザーの染みからして、何度も漏れてしまっていたような気がしますが・・・。
作られた年代はおそらくスクリューキャップが全くなかったか、もしくはスクリューキャップのクオリティが安定する以前、1900-1930年代頃のものと推測いたします。
持ち主はどんな人だったのでしょうか。
往診にいくお医者様?
自分用の薬を持ち歩かなければいけない人?
必要不可欠なことだったにせよ、ガラスボトルをぴったりと誂えたレザーケースに仕舞う様は、現代の私たちからするとなんだか優雅に思えてきます。
実験器具好きな方や、ガラスボトルコレクターの方におすすめの、ちょっと珍しい英国アンティークの小品です。
◆England
◆推定製造年代:c.1900-30年代頃
◆素材:ガラス・革
◆レザーケースサイズ:底部分約5.6×4.7cm 高さ約10.5cm
◆ガラスボトルサイズ:底直径約4.1cm 高さ約7.7cm
◆総重量:102g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、染みや変色がみられます。
*ガラスボトルの蓋は一部に欠けがみられます。ただ、欠けた後に磨いたようで手で触れても問題ありません。
*ガラスボトルの蓋は密閉できるものではありません。
*レザーケースの留め具は問題なくとまります。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A