英国アンティーク、キャンドルスタンド。
英国のアンティークフェアで手に入れたキャンドルスタンド。
古代ギリシアの神殿を思わせるようなフォルムが特徴です。英国ではジョージアンの頃に古代ギリシアの意匠を源とするネオクラシカル(新古典)様式がブームとなり、多くの家具や小物類が作られました。その後はヴィクトリアンの華やかな装飾が好まれるようになっていきますが、流行が過ぎてもなおネオクラシカルの流れは途切れることなく続くことになります。
このキャンドルスタンドも、その流れを受け継いだものでしょう。
柱頭の装飾はスクロールと花が交じり合っており、古代ギリシアのコリント様式、イオニア様式等のはっきりとした様式を持つものではないようですが、それがかえってこのキャンドルスタンドを印象深いものとしています。柱に施されたツイストの装飾も特徴的で、重さ350g超えのずっしりとした重量感を持ち、安定性も抜群。
よく見れば、ベース部分に「Rd 19001」(dの下にはアンダーライン)が記されています。
これはレジストレーション(レジスタード)番号。英国では1842年から1883年まではダイヤモンドマーク(もしくはカイトマーク)で意匠登録の年月日を表していましたが、1884年からは登録年を表すレジストレーション(レジスタード)番号となります。そして「19001」は1884年に登録された番号となります。意匠登録された番号であり、この品物自体の製造年を表すものではありませんが、恐らくは1884年以降数年間に作られたものでないかと思われます。
ヴィクトリア時代に作られた、ネオクラシカルを受け継ぐキャンドルスタンドの威厳溢れる佇まいは存在感抜群。
実際にキャンドルスタンドとしてご使用いただくのはもちろん、インテリアのワンポイントに配すれば、ディスプレイをより格調高く演出してくれることでしょう。
◆England
◆推定製造年代:c.1884年以降の数年
◆素材:金属(おそらく銅含む合金)
◆サイズ:幅約8.2cm 奥行約8.2cm 高さ約15.2cm
◆重量:352g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、歪み等がみられます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A