英国アンティーク、真鍮のドアノッカー。
英国で手に入れた、迫力溢れるドアノッカー。
全体の長さ25cm超えとおおぶりで、立体感ある見事な造形が目を惹きます。
今まで当店は比較的こぶりなドアノッカーを多く扱ってきました。それは現代日本では、ドアノッカーは実用というよりはペーパーウェイトやちょっとしたディスプレイとしてご使用いただくのだろうな、と思ってのことでした。
ただ、今回のお品物は異なります。
堂々とした形は主役級の存在感で、どんなお屋敷の扉についていたのだどうか、と想像力を刺激される見事さです。
フォルムとしては「Willow Twist/ウィローツイスト」と呼ばれるデザイン。由来は定かではありませんが、英国では1870年代頃からある伝統的なデザインとして、現代でも真鍮やアイアンなどで製作されているようです。今回のお品物は全体の雰囲気から、19世紀後半、1880-1900年代頃のものと推測いたします。
「Willow/ウィロー」=「柳」は英国においても「mourning=哀悼」を表す木とされていますが、実はとても人気のある木の一つ。公園や大きなお屋敷の庭木はもちろん、水辺の風景を美しく演出する木として河沿いによく植えれらているのを目にすることができます。
そして例えば・・・
18世紀、東洋趣味(シノワズリ)の影響を受けて誕生した食器の絵柄「Willow Pattern/ウィロー・パターン」。
19世紀後半、ウィリアム・モリスによってデザインされた「Willow Boughs/ウィロー・ボウ」。
等など、英国を代表する意匠の名前にも多く登場し、長い間そのイメージが人々の間で定着し、愛されてきたことを伺わせる木でもあります。
このドアノッカー「Willow Twist/ウィローツイスト」にはどんな意味が込められているのでしょうか。
しなやかに捻じれる柳の枝と、それを取り囲むヨーロッパの歴史的なモチーフ。英国の伝統を感じさせる格調高いフォルムは、そこに在るだけで幾重にも重なる歴史を強く感じさせてくれます。
ドアノッカーとしてはもちろん、壁面装飾としてもおすすめな、英国アンティークの逸品を是非お手元でご鑑賞ください。
◆England
◆推定製造年代:c.1880-1900年代頃
◆素材:真鍮、鉄
◆サイズ:長さ約25.3cm 幅約8.3cm 厚み約5.8cm
◆重量:488g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。
*留め具は付属しません。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A














