英国アンティーク、コッパーケトル。
銅は熱伝導性や加工性が良く、鍋類に最適の材とされてきました。
そして一般的に銅の鍋類は、内面がメッキ仕上げとなっているのが一般的。メッキは錫が多く、最近はステンレスのものもあるようです。
これは、過去に銅の錆「緑青」が毒であるとされていた時期があり、それを避けるために作られたと考えられています。実は緑青は毒ではないのですが、それがわかってからも、引き続きメッキは行われてきました。
それは調理後にそのまま放置すると、酢や塩分がついたことによって銅そのものが変色したり、銅成分の影響で入れたままの食材が黒っぽくなることがあったり、変色だけでなく、長く入れたままの食材を口にして「銅の過剰摂取」による吐き気を催す症例もあったことから、引き続き「一般家庭用の銅鍋類は内側をコーティングする」ということになっているようです。
ただ、プロ用のてんぷら鍋は銅製でコーティング無しのものもあります。昔からコーティングに使われていた錫は高温に弱いので、100度以上の高温になる油用や、シロップを煮詰める鍋などにはコーティング無しの純銅のものがあるようです。
前段が長くなりました。
今回ご紹介するのは、その銅の鍋・・・ではなくケトル、やかんとなります。
手に入れたのは英国中部の小さなアンティークセンター。ナビのマップとはすこしずれた場所にひっそりとあったため、そのあたりを数回ゆきすぎた末にたどり着いた場所です。渋いおじさまと優し気なおばさまがお店番の小さなところで、二階のすみのほうから発掘いたしました。
フォルムとしては断面が楕円形となるオーバルシェイプ。ハンドルは凹凸のある木製で、熱くても持ちやすい工夫がされています。ハンドル部分のフォルムや本体への止め方など、ジョージアンの頃からみられた英国伝統のスタイルとなっており、この物自体は19世紀ヴィクトリア時代のものかと思われます。
内面はおそらく錫のメッキ加工と思われます。それなりに歳月を経た感じですので、飲料用としてではなく、ディスプレイや植物への水差しとしてご使用いただくことをおすすめいたします。
英国ヴィクトリアンの家庭で、オーブンの上に置かれていたであろうコッパーケトル。美しい形とどこか懐かしさを感じる質感は、絵になるフォルムで貴方のお部屋によい景色をつくりだしてくれます。
貴方の日々の暮らしを彩るアンティークアイテムはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.19世紀
◆素材:銅(内面はおそらく錫メッキ)、木
◆サイズ:高さ約21cm 幅約22.8cm 厚み約13cm
◆重量:680g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、歪み等がみられます。
*水漏れはいたしません。飲料用としては販売しておりません。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A













