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Friday

世紀の変わり目に祈りを捧げる / Vintage Royal Dolton Mystic Bunnykins 1999

 英国ロイヤルドルトン、バニキンズ・シリーズよりミスティック・バニキンズ。














華やかでありながらも重厚な衣装をまとい、本を片手に手を掲げるバニキンズ。荘厳な雰囲気をまとった魔法使いのようなウサギのご紹介です。


製作は1815年設立のRoyal Doulton/ロイヤルドルトン。創業者はジョン・ドルトン/John Doultonのほか、マーサ・ジョーンズ/Martha Jonesとジョン・ワッツ/John Wattsの3人でしたが、1853年に社名は「Doulton」となります。


はじめはストーン・ウェアを生産する小さな工場でしたが、2代目のHenry Doulton/ヘンリー・ドルトンの代に蒸気機関を取り入れるなど積極的に事業を拡大、大成功をおさめます。その後1882年にスタッフォードシャー、ストークオントレントのBurslem/バースレムを生産拠点と定め、ここが現在も続くロイヤル・ドルトンの本社となっています。またヘンリー・ドルトンは陶磁器業界で初となる「ナイト」の称号を与えられ、1901年にはエドワード7世から王室御用達の栄誉を受け、ここで「ロイヤル・ドルトン」と名乗ることを許されたのです。


ロイヤルドルトンの特徴は、滑らかな肌のボーン・チャイナと、意匠の芸術性。実際に使われる食器はもちろん、装飾的でコレクタブルな食器、人形などのフィギュアも美しく完成度の高いものが多く、さすが世界的に有名な、英国を代表する陶磁器メーカーであるといえるでしょう。


また、Bunnykins/バニキンズとは、1930年代から続いているロイヤル・ドルトンのうさぎキャラクターのこと。子供向けの食器がメインで、現在もバニキンズ・シリーズとしてお皿やマグカップが販売されていますが、1972年から500体以上のフィギュアが度々発売されてきました。


クリケットをしているチームだったり、ロビン・フッドだったり、チューダー朝のコスチュームを着ていたりと、テーマは様々ですが、すべて「ウサギ」。基本的に通年で販売はしていないため、コレクターズ・クラブのようなものもあるようです。ファンクラブ限定商品であったり、シリアルナンバーがついていたり等々、レア度も様々。それによって価格も異なります。




今回のお品物の底面には、ロイヤルドルトン定番のバックスタンプ、そして「MILLENNIUM 2000」マークの他に以下の文字がみられます。



MYSTIC BUNNYKINS

DB197

1999 ROYAL DOLTON




「MYSTIC/ミスティック」とは、神秘的な、不思議な、不可解な、という意味。先述の「魔法使いのような」という比喩はある意味では正しいような気がします。

バキニンの衣装に施された文様は太陽や月を紋章化したようなパターンで、よく見ているとまるで流れる歳月に向けて呪文を唱えているかのよう。発売が1999年で、ミレニアムに向けてのシリーズということですので、世紀の変わり目という神秘的な瞬間を表現したかったのかもしれません。


襟元のリボンには金彩がつかわれ、限定版ではない通常発売のバニキンズのなかでは、少しだけ特別感のあるデザインといえるでしょう。



つぶらな瞳は虚空を見つめ、何かに向けて祈りを捧げているようなひとしな。鮮やかな色彩と共に貴方の暮らしに彩りを添えてくれるであろう、小さなウサギはいかがでしょうか。



◆England

◆Royal Dolton

◆製造年代:1999年

◆素材:陶器

◆サイズ:高さ約12cm

◆在庫数:1体のみ


【NOTE】

*底面に多少の汚れはございますが、ひびやチップ(小さな欠け)はなく、とてもよい状態です。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A


切手の為の美しい装置 / Antique Brass Stamp Box

 英国アンティーク、真鍮製の切手入れ。

















英国で1840年に世界初の切手、通称ブラックペニーが発売されて以来始まった切手の歴史。


世界各国で意匠を凝らした切手が作られてきましたが、英国はとりわけその種類が多いような気がします。そしてその切手を入れるための専用の箱=「Stamp Box/スタンプボックス」を見かけることが多いのも、英国アンティークの特徴の一つと言えるかもしれません。


今回ご紹介するのはそのスタンプボックスです。



出色は華やかな装飾。

蓋には生命の壺を思わせる器に活けられた花々や、左右対称に広がるアカンサスリーフの渦巻文様が施され、全体を優美にまとめています。ベース部分にも同じモチーフが繰り返し使われており、四隅に張り出した脚が全体のポイントでありつつ、安定感も与える役割をもっております。


しっかりとした作りは高級感があり、ずっしりとした重さで安定感も抜群。蓋は少し傾いており、使う側からよりきれいに見えるようなフォルムです。開ければ小さな3つの小部屋に分かれており、納める切手のサイズにより仕分けることができるようになっています。手前部分の立ち上がりが斜面になっており、切手を取り出しやすく工夫されているのもスタンプボックスならではの特性と言えるでしょう。


参考までに日本の一般的な切手をいれてみました。写真の1円及び2円切手は印面寸法縦22.5mm×横18.5mm、切手寸法縦25.5mm×横21.5mmとなっています。


最近はなかなか「切手を貼って手紙をだす」ことが少なくなってきています。でもだからこそ、敢えてアナログな手作業をすることは、特別な価値をもって送る相手にもとどくのではないでしょうか。


デスクトップに切手を入れて置いてみる。もちろん、クリップなどを入れてデスクタイディとしてお使いいただくのも素敵です。


切手を生んだ国から来た、切手の為の格別美しいアンティークアイテムを是非どうぞ。




◆England

◆推定製造年代:1900-1930年代頃

◆素材:真鍮、

◆サイズ(外寸):幅約14.7cm 奥行約8.7cm 高さ約3.8cm

◆サイズ(内寸):左から幅約2.3cm 3cm 3.4cm  奥行共通約3cm 深さ共通約1-1.5cm

◆重量:306g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色等がみられます。

*平滑面でカタツキ無く安定します。

*蓋には開けておくためのステイや、閉じておくための金具などはございません。

*蓋は開けた状態で自立して安定します。蓋は逆さまにすれば開きます。

*写真で使用した英国の切手は撮影用の小道具です。大きさは日本の切手(本物)でご確認ください。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。







アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

by d+A


北の十字の名を持つチェスメン / Antique Staunton Style Chessmen with Box

 英国アンティーク、スタントンスタイルのチェス駒セット。

























英国のアンティークフェアで手に入れた、しっとりとした古艶が美しい木箱入りのおおぶりなチェス駒セット。スライド式の蓋をあければ、32ピースのチェスメンが現れます。




チェスメンには様々なスタイルがあります。

ロンドンのセントジョージ・チェスクラブで1840年頃から使われていた駒のデザインであったことから名づけられたセントジョージスタイル。

チェスゲームで人気があったパリのカフェ・デ・ラ・リージェンス/Cafe de la Regenceにちなんで名づけられたリージェンシースタイル。



そして今回ご紹介するのは、「スタントン・スタイル」です。


これは現在も公式に使われている駒の形で、第一回ロンドン国際大会・1851年から使われているもの。それまではまちまちの形をしたチェス駒が使われて、よく問題が起こっていたそうです。

この駒の形に決めたのが、当時世界最強プレイヤーといわれていた英国人Howard Staunton/ハワード・スタントン(1810-1874)。それ以来、このようなスタイル・形をスタントンスタイルとよぶようになりました。現在、最もメジャーなスタイルといってもよいでしょう。



今回ご紹介するチェスメンは緻密なボックスウッドから削り出されたおおぶりなもので、キングの高さが約8.2cm。箱にラベルなどはありませんが、それなりの年代を経ているように見えますので、19世紀後半頃のお品物かと推測いたします。


箱にはオーク材特有のシルバーグレイン(虎斑)が現れています。この手の箱は松系の軽い材で作られることが多いのですが、オーク材という堅木でつくられ、隅の納まりも木組みで作られておりますので、なかなか凝った仕様と言えます。


そして蓋には手書きで以下の文字が見られます。


J.Norcross


おそらくこれは持ち主の名前でしょう。

「Norcross/ノークロス」は、イングランド、ランカシャー州、「Poulton-le-Fylde/ポールトン=ル=フィルド」近郊のノークロスという地名に由来するとされる英語の姓とされます。

現時点でマップで調べたところ、具体的なノークロスという町名は確認できませんでしたが、キャンピングサイトや警察署名として現存していますので、かつてその地名があった、もしくは慣習的に認識されている通称なのかもしれません。

地名としてのNorcrossは、Middle Englishの「north(northern, north)」と「cros(cross)」が語源となっているそうですので、敢えて言うならば「北の十字」「もしくは「北の交差点」という意味かもしれません。




持ち物に名前を書く。

手にした年月日を書き込む。

誰かにもらったとき、もしくは上げる時に名前と年月日を書き込む。



そのものの背景や由来を如実に語ってくれるそんな書き込みは、英国アンティークを扱っているとよく見かけることがあります。その習慣のおかげで、かつての持ち主や時代背景等々、様々なことへと想いを馳せることが出来るのは、アンティークの醍醐味の一つだと思っています。



貴方のお手元にも、その一片を是非。

素晴らしいクオリティのチェスメンと共にお届けいたします。




◆England

◆推定製造年代:c.1860-1890年代頃

◆素材:木(ボックスウッド・オーク)

◆外箱サイズ:幅約20cm 奥行き約11.8cm 高さ約8.2cm

◆キング駒サイズ:高さ約8.2cm 直径約3.3cm

◆ポーン駒サイズ:高さ約3.9cm 直径約2.5cm

◆重量:616g(駒をすべて入れた箱の重量)

◆在庫数:1セットのみ



【NOTE】

*チェス駒32ピースと外箱1点、セットでのお品物です。

*チェスボードは付属しません。

*当店で取り扱ってきたアンティークチェスメンのなかでも、大きいサイズです。寸法をよくご確認ください。

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色、書き込み、材のワレ等がみられます。

*箱は隙間があったり、材が欠けている部分もございますが、機能的には問題ございません。

*箱内に仕切りはございません。

*底面にはフェルトが貼られています。少し傷んでいる箇所もございます。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。


Todd Lowrey Antiques

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