英国アンティーク、フォブコンパス。
英国、ロンドン郊外の競馬場で行われていたアンティークフェア。
屋外、屋内とあり、屋内は小さな良いものを扱うディーラーが多く、早朝6時半から大変な熱気に包まれていました。
その中の最奥の一軒、英国人のスリムなレディが営むストールには、趣味の良いアクセサリーが並んでいて、私たちがいつもついつい沢山頂いてしまうお馴染みの場所となっています。
今回はケースの中に、リングやブレスレットに混じって小さなコンパスが目に留まりました。
「これも見せてもらえますか?」
「ああこれね、デザインがラブリーでしょう。ヴィクトリアンのFOBね」
「FOB/フォブ」とは懐中時計につける飾りのこと。
ヴィクトリア時代は紳士であれば懐中時計をウエストコートに忍ばせておくのは必須。そこから見えるチェーン、そしてポイントの飾りであるフォブは、贅沢な遊びが楽しめる絶好のアクセサリーでありました。紋章をかたどったシールドやシール(印章)用のものが人気だったようです。また一方で、小さなコンパス(方位磁針)は実用性も含めて重宝されました。太陽が出ていない曇天に方角を知ることは、紳士にとって必要なことがあったのは想像に難くありません。
当店はスターリングシルバーをはじめ何個かのフォブコンパスを何度かご紹介してまいりましたが、それらとはまた異なる、ちょっと珍しいデザインにとても惹かれて、手に入れてしまいました。
全体直径は約2.2cmと、フォブコンパスとしては標準的なサイズ。ケースは真鍮で、よく見れば磁針と方角の表示が一体となったタイプで、磁針の色は黒に近い紺色。「N S E W」の方角と、その中間の「NE SE SW NW」が金彩で書かれ、フルールドリスを切り出した磁針は小さく震えながら北をさしています。とても上品かつ機能的な美しいフォブコンパスだと思います。
かつてどんな紳士がこのフォブコンパスを使っていたのでしょうか。身の回りのものにこだわりをもつ、スマートな英国紳士が目に浮かびます。
懐中時計のフォブとしても、ペンダントチャームとしてもご利用いただける小さなコンパス。
世紀を超えてヴィクトリアンの英国から来たアンティークを、ぜひ貴方のものとしてください。
◆England
◆推定製造年代:c.1880-1900年代頃
◆素材:真鍮、ガラス、紙
◆サイズ:直径約2.2cm 丸環含む高さ約2.7cm 厚さ約0.6cm
◆重量:6g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色等がみられます。
*コンパスは現時点でほぼ正常に動作します。
*コンパスは周囲の機器により狂うことがございます。狂ってしまった場合は強めの磁石で直せますのでお試しください。
*一体となった丸環に付けられた大きめの丸環は、後年のものと思われます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A











