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Friday

船の誕生を祝う / Antique Wooden Axe for Launching Ceremony/526-070

 英国アンティーク、進水式用の儀式斧。















英国の芝生のグラウンドで行われていたマーケット。

様々なストールのなかから、本格的な古い工具や製図用品を並べていた親父殿を見つけることができました。その親爺殿のコレクションボックスから、私たちはいくつもの古いものを買いつけたのですが、その時ふと目に留まったのがこの木製品。

変わった形に心惹かれ、思わず手に取りました。

「これは何ですか?木槌?」
「これは儀式用のものだよ。ほら、船の。船ができた時のセレモニー用。」

親爺殿が身振り手振りで教えてくれ、ようやく私たちも腑に落ちました。工具とは言い難いものではありますが、変わった形状と質感に惹かれ、買い付けリストに入ることとなりました。



まず、進水式といえばシャンパンを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。

これはもともとがヴァイキングが進水式において人間を生贄として捧げており、後には動物を、さらに生贄ではなく血を連想させる赤ワインを使う風習となり、やがて白ワインからシャンパンに変化した・・・というのが通説になっているようです。



また一方で「支綱を切る」という行為も進水式では不可欠でした。

英国では1811年にジョージ4世が女性を命名者に定めた当初は、支綱を直接切るために小さな斧などが使われた記録もありますが、ヴィクトリア時代に入ると英国の進水式は独自の精密な「仕掛け」へと進化し、道具も変化していきます。

台座の上に張られた細い紐を、女性が「装飾的な小さな木槌とノミ」を使って、優雅に叩き切り、それが引き金となって進水式の仕掛けが始まる....一種のエンターテインメントのように。





今回のお品物は素朴な雰囲気ですので、推測ではありますが、大々的なセレモニー用・・・というよりは、割と庶民的な船用のものだったような気がします。そして斧と木槌を組み合わせたような形は、どこかボートのようにも見え、船好きな木工芸家が趣味的に作ったのかもしれない、という民芸品のような雰囲気を持っています。



正直、斧としては刃が無いですし、木槌としてご使用いただけるかどうかもよくわかりません。

それでも、斧のような木槌のようなフォルムと、歳月を経た木の質感は唯一無二のもの。
柄を握れば、昔の人々の船への想いが伝わってくるようです。




船を愛する方へおすすめの、少々珍しい英国アンティークアイテムはいかがでしょうか。



◆England
◆推定製造年代:c.1900年代頃
◆素材:木
◆サイズ:全長約21.8cm 幅約11.6cm 厚み約4.7cm
◆重量:184g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色などがみられます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。 




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques
by d+A