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Tuesday

ミシガン湖のほとりからきたオークの小箱 / Antique Shaw-Walker Small Filing Box

アメリカ、Shaw-Walker社の小さなファイリングボックス。


















アメリカ合衆国ミシガン州、ミシガン湖のほとり、Muskegon/マスキーゴンで1903年に創業したShaw-Walker社。

事務所用の机や椅子、そしてファイル用の棚などを多く製造していた家具・ファイル什器メーカーです。
はじめは主に木製、そしてのちには鉄やアルミ製などの家具を製造し、アメリカにおいてはかなり有名なメーカーだったようです。




今回ご紹介するのは、そのShaw-Walker社の小さなファイリングボックス。

箱の正面には「Shaw-Walker CHICAGO MUSKEGON NEW YORK」のロゴがみられます。
材は明るめのオーク。
しっかりとほぞで組まれた箱は丁寧なつくり。

蓋を開ければ、サイドの金具により任意の位置でとめることが可能な優れもの。
家具メーカーとしての土台があるからこその金具使いであるといえます。

内部にはAからZまでのタブがついた厚紙がセットされています。
伝票やカード類を便利に仕分けることができます。
「M」の前に「Mc」があることも、アメリカらしさを感じさせます。

蓋の裏側にはラベルが貼ってあり、この箱のブランド「JOGGER」のロゴと説明、Shaw-Walkerの宣伝文句などをみることができます。

この「JOGGER」のシリーズはかなり古くからあったようで、「JOGGER No.2」は1900年代頃。
また、Shaw-Walkerのオフィスは1920年代の後半からニューヨークにも出来たようですので、このお品物が作られたのは1930年代以降、おそらく1950年代頃までの間、と推測いたします。


Shaw-Walker社は1990年に「S&W」と名前を変え、続いてはいるようですが、現在ではファイリング用品を取り扱っているようで、このような箱や家具はみつけることはできませんでした。

S&W Our Historyのページにリンクします。(英語版)
https://www.swmfg.com/AboutUs/CompanyHistory.aspx




また、箱本体の底には紙のラベルが貼られており、英国内の住所氏名がみてとれます。
ブリテン島東岸、タイン河のほとり、ニューカッスル・アポン・タインのアークレス氏。
この箱は彼の持ち物だったと思われます。





アメリカで作られ、英国で愛用されてきた小さなファイルボックス。
こんどは是非貴方のデスクでご愛用ください。




◆England
◆推定製造年代:c.1930-1950年代頃
◆素材:オーク・紙等
◆サイズ外寸:幅約16.6cm 奥行き約10.3cm 高さ約12.9cm
◆サイズ内寸:約15.5×9 深さ約7.9~10cm
◆全体重量:551g 箱のみ重量353g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、紙の傷みや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。

https://toddlowrey.com/?pid=145453929


Todd Lowrey Antiques
by d+A