英国アンティーク、銀のハンドルをもつシューホーン(靴べら)。
イングランド中部のアンティークセンターで手に入れた、小さいながらも美しい形をもつシューホーン。
ハンドル部分にはホールマークが刻印されており、1926年バーミンガムのアセイオフィスで認可を受けたスターリングシルバーであることがわかります。
メーカーズマークらしきものもみられますが、メーカー名までの特定はできませんでした。
実際に靴と足を添わせるヘラの部分はスチールにメッキでしょう。使いこまれて先端はわずかに地がでてしまっておりますが、「ENGLISH STEEL MAKE」の刻印が見えます。
英国の古い物でシューホーンはしばしばみかけるアイテムのひとつ。
多くは真鍮の物、そして一部はこのようにハンドル部分だけ銀(スターリングシルバー)で、ヘラ部分はスチールにメッキというものが多いようです。
このようなフォルムですと全てシルバーで、というのは当時強度的に問題があったのかもしれません。
特徴はやはりハンドル部分の装飾。
凝ったロココ風の装飾は凹み部分にわずかに金色が残っておりますので、当初はゴールドギルド(金泊仕上げ)だったのかもしれません。
影に金色を潜ませた装飾はさらに迫力を増し、小花やCスクロールのロココ定番のモチーフが優雅に重なって豪奢そのものの印象をつくりあげています。
全長わずか17cm、48gというこぶりなシューホーンは携帯にも便利。
出先で靴の脱ぎ履きをしなければならない時、こんなシューホーンをすっと取り出してスマートに靴を履けば、さぞエレガントなのではないでしょうか。
ひんやりとしたハンドルを握りしめる度に、華麗なロココの宮廷が目に浮かぶような、英国アンティークの佳品。
貴方のおそばにいつまでも置いていただきたい一品です。
◆England
◆Birmingham
◆推定製造年代:c.1926年
◆素材:スターリングシルバー、スチール
◆サイズ:幅約3.2cm 長さ約17cm 厚み約1.2cm
◆重量:48g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、へら部分には塗装の剥がれ等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A