英国アンティーク、工具用抽斗。
少し特別な木製収納のご紹介です。
収納家具としては幅約38cm高さ24cm弱の小さめサイズで、正面のサイズ感はB4サイズ(36.4×25.7cm)ほど。天板に持ち手がついていることが特徴です。
このタイプのように、比較的こぶりで持ち手がつき、小さな引き出しを複数備えたものは定番の一つとして存在し、「Engineers Tool Chest 」や「Machinist Tool Chest」などとよばれます。つまり、エンジニアが工具を入れておくための収納。
実は初期仕様としては、引き出しを隠すように前板があり、それは蛇腹もしくはおりたたみ、もしくは板状で下部に収納されるようになっており、使わないときはそれを閉めて鍵を掛けておけるようになっているものが多いようです。そしてその板は使っているうちに無くなってしまうことが多いようで、アンティーク・ヴィンテージ市場ではあるもののほうが珍しいといえます。
今回ご紹介するものも、その通りに前板は付属しておりません・・・。
前板があったと思われる場所は一番下のスリット。現在は何も入っておりませんので、フラットなものを入れておくことができます。
構造体や引き出しの前板はオーク、引き出しの内部や背板はパイン材と思われます。特に引き出しの前板は深い杢目がきれいに表れており、真鍮のミリタリー調のハンドルと相まって、とても良い雰囲気を持っております。
全て無垢材、金物は真鍮に鉄ということで全体重量は3.65kgと、何もいれない状態でもかなりな重量。
もし工具を入れれば、かなりな重さとなることでしょう。置いてご使用いただく分には全く問題ないと思いますが、古いものですので持ち運びの際はハンドルではなく本体を持つことをおすすめいたします。
また、本体向かって右側の側板に少々の割れがございますが、今のところ問題ないようですので、このままのご紹介とさせていただきます。
無骨な中に漂う品格は、本物の材と歳月がつくりだしたもの。そしてもちろん歴代のエンジニア達が使い込んだ証とも言えます。。工具入れとしてはもちろん、小さな収納家具として存在感は抜群です。
手仕事へのリスペクトをお持ちの貴方にお届けしたい、英国アンティークの実用的な逸品です。
◆England
◆推定製造年代:c.1900-1910年代頃
◆素材:木(オーク、パイン)、真鍮、鉄
◆全体サイズ:幅約38cm 奥行き約18.4cm 高さ約23.9cm
◆抽斗サイズ(一段目向かって左):幅約14.8 奥行約14 深さ約2.4cm
◆抽斗サイズ(一段目向かって右):幅約15 奥行約14 深さ約2.3cm
◆抽斗サイズ(二段目):幅約33.4 奥行約13.6 深さ約3.7cm
◆抽斗サイズ(三段目):幅約33.2 奥行約12.8 深さ約6.5cm
◆下のスリットサイズ:幅約35.3 奥行約17 高さ約1.2cm
◆重量:3.65kg
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、材の割れ等がみられます。
*鉄の持ち手は現在しっかりとついておりますが、古いものですので持ち運びの際は本体を持つことをおすすめいたします。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A