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Friday

机上のエデン / Adam Binder Editions "EDEN" 2004

イングランドのアーティスト、アダム・バインダー作の傑作フィギュア。



















もともとは「ハーモニーキングダム」の造形アーティストの一人だったアダム・バインダー/Adam Binder。

2001年に独立し、イングランド・コッツウォルズで自分の工房を立ち上げ、「Adam Binder Editions」として彼独特のこだわりに満ちた作品をつくってきました。
基本的には限定生産で、追加の生産はないことから、彼の作品は世界中でコレクターズ・アイテムとなっています。

素材は大理石の粉と樹脂をまぜた独特のもので、しっとり、ずっしりとした質感と自然な発色が作品の魅力をさらに高めています。



今回ご紹介する逸品は、まず誰もが一瞬眼をとめるであろう傑作です。


一見はなにやら複雑な凹凸をした球体。
よくよくみれば、それが小さなウミガメの集合体であることがわかります。
そして、更なる驚きはここから。
球体の上半分がぽこりと外れ、中には薄青く透明なクラゲが1匹。

基本的に草食のウミガメは、子供の頃だけクラゲを食べることもあるそうですが、このフィギュアからはそのような緊迫した関係は何故か伝わってきません。
どちらもゆったりと蒼い世界を揺蕩うウミガメとクラゲの均整の取れた関係を象徴しているかのような情景は、遥か海の中の美しく幸福な世界を連想させます。

この作品のタイトルは、まさにこの通り「EDEN/エデン」。


世界限定750体のうち564体めの一品。



実は2013年から彼はブロンズ彫刻を主体とする活動をしており、小さな作品はほとんど作らなくなりました。

ブロンズ彫刻はとてもとても素晴らしいものですが、それはまさに「芸術」としての存在となっているため、彼独特の造形センスが活かされた小さな作品を多く揃える悦びは、年々難しくなっていくのは間違いありません。


ディスプレイ方法は、外した半球を反対の半球に重ね、その上にクラゲを飾るのが英国のディーラーのおすすめ。まるで占い師の水晶玉のごとく、透明なクラゲが光を通して蒼く輝く素敵なディスプレイとなります。

もちろん球体のまま、お茶道具のようなふりで並べておき、ひとりそっと取り出して悦にひたるのもまたよし。



アダム・バインダーの希少な傑作小品。
手に入れるともう手放せなくなる、蠱惑的な魅力を秘めた素晴らしい逸品といえるでしょう。

今もし貴方が手に入れることが出来るなら、手に入れておくべきひとしなです。



◆England
◆製造年代:2004年
◆素材:石材・樹脂等
◆サイズ(球体になったとき):直径約5cm 高さ約4.5cm
◆専用箱サイズ:15.5×9.5×7.9cm
◆本体重量:56g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*新品ではございませんが、とても良いコンディションです。
*専用箱が付属しています。
*箱には保存時についたと思われる若干の擦れがみられます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。

http://toddlowrey.com/?pid=136421105


Todd Lowrey Antiques
by d+A