英国アンティーク、スターリングシルバーがポイントの大曲ステッキ。
イングランドのアンティークセンターで手に入れた美しいステッキ。
持てば思いがけなく軽く、よく見れば縦に流れる緻密な組織と、横切る節が入っています。これは「バンブー/竹」のステッキと思われます。
ヨーロッパには基本的に竹は自生しませんので、アジア方面からの輸入品だったのではないでしょうか。
英国アンティーク・ステッキにおいて、竹はしばしばシャフトに用いられています。
最高級素材マラッカ藤のように軽くて丈夫、そして独特の節がでた姿は、通好みの紳士が選びそうな気がいたします。
ハンドル先端のシルバーにはホールマークが押されており、1934年ロンドンのアセイオフィスで認可を受けたスターリングシルバーであることがわかります。
細かな唐草模様の彫刻が華麗で、お揃いのカラーが洒落たワンポイント。
長さは約92cmとやや長めですが、重さは約141gと軽く、長い時間持ち歩いても気にならない軽やかさ。
クルーク・ハンドル(日本語では大曲)の杖は、持ちやすく、ちょっとした時に手に掛けておきやすい実用的なフォルムが特徴。
でもこのステッキは、ダークカラーのシャフトにシルバーの飾りと相まって、とても洗練された印象を持っています。
1933年、ドイツでヒトラーが政権を握り、欧州は徐々にきな臭くなっていく運命にありました。
第二次大戦の前、嵐の前の静けさを保っていたであろう1934年の英国から届いた、小粋なステッキは、なにを見てきたのでしょうか。
美しく端正な姿と共に、過ぎてきた歴史へと想いを馳せずにはいられない、英国アンティークの逸品。
これからは是非貴方が受け継いでください。
◆England
◆推定製造年代:c.1934年
◆素材:おそらく竹・スターリングシルバー・その他
◆サイズ:長さ約92cm 持ち手幅約10cm
◆重量:141g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、ワレや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*石突部分は金属が巻いてあります。おそらく真鍮と思われます。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A