英国アンティーク、古びた鉄が味わい深い穴あけパンチ。
誰もが一度は手にしたことがある文具、穴あけパンチ/Hole Punch。
19世紀終わり頃にドイツでパテントがとられたのが、歴史としては特記事項といえるのかもしれません。
でもきっと、そのずっと前から人は紙(もしくは羊皮紙)に穴を開け、糸や紐で綴じて記録媒体として保存してきました。
当たり前のようにそこにある文具も、どれだけの人の手が加わってこの形に落ち着いたのか・・・考え出すととまらなくなってしまうもののひとつといえるのかもしれません。
さて、今回ご紹介するのは、そんな「当たり前の」穴あけパンチ。
手に入れたのはイングランド中部のマーケットで、古いドライバーやのこぎり等を扱う親爺殿のストールからでした。
仕掛けは見た通りごくごくシンプル。
隙間に紙を入れ、ハンドルを押すだけ。
下に受けはありませんので、抜けた紙片はそのまま下に落ちることとなります。
穴の芯を示すガイドはみあたりませんし、穴の抜き具合も現代の製品には劣りますが、まだまだ実用に耐えるものだと思います。
操作の様子を動画でアップしましたので、よろしければご覧ください。
500g近いずっしりとした重みと古びた鉄の雰囲気がなんとも味わい深く、単なる事務用品とは言えない存在感。
紙に穴を開け、紐で綴じる。
ずっとずっと続けてきたそんなお仕事が、なぜかとても楽しくなりそうな英国ヴィンテージアイテムです。
◆England
◆推定製造年代:c.1930年代頃
◆素材:鉄・他金属
◆サイズ:幅約5.5cm 奥行き約9cm 高さ約7.3cm
◆重量:約494g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*現在でも実用可能と思います。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A