英国アンティーク、感光紙式露出計。
ちょっと面白い物をご紹介いたします。
渋い紙箱に入った小さなダイヤル型の機器。
沢山の説明書とともに、英国のアンティークフェアで手に入れました。
名前は「BEE METER/ビーメーター」。
日本語では「感光紙式露出計」。
ダイヤル面の下に小さな丸窓があり、その半分はグレーに塗られています。
あとの半分がくりぬかれており、奥に在る感光紙がみえるようになっています。
光にあてて、その部分の色が何秒で隣のグレーと同じ色になるか、でカメラの露出を決める、というもの。
ダイヤル面は回転するようになっていて、廻すと新しい感光紙部分をだすことができます。
現状、ダイヤル面を廻して新しい感光紙部分を出すことは可能ですが、色が変わるものの、かなり時間がかかります。
おそらく感光紙自体が古くなってしまって、きちんと働かないのではないかと思われます。
製造はWatkins/ワトキンス。
Herefordに生まれたAlfred Watkinsにより、1890年にパテントがとられた製品です。
1910年のロバート・スコットの南極探検隊に同行した写真家、Herbert George Ponting/ハーバート・ジョージ・ポンティングが、「ビーメーターが無ければ、良い写真を撮ることは不可能だったろう」と、発言したことから、とても有名になり商業上の成功をおさめました。
現在ではとてもとても実用には適しませんが、少しでも良い写真を撮るために・・・と開発し、使用してきた先達の想いが詰まった、歴史的小品であることは、間違いないような気がいたします。
古いカメラを愛する方へ。
ディスプレイに映える記念碑的小道具として・・・いかがでしょうか。
参考(英語版)BBC A HISTORY OF THE WORLD [Alfred Watkins' Bee Meter]
http://www.bbc.co.uk/ahistoryoftheworld/objects/J7gYX-1oR_-6ret4S32tVA
◆England
◆Watkins
◆推定製造年代:c.1900-1930年代頃
◆素材:紙・金属等
◆外箱サイズ:幅約6.9cm 奥行き約9cm 高さ約2.2cm
◆本体サイズ:直径約4.3cm(つまみ含まず)厚み約0.9cm
◆本体重量:35g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*現状、計測は出来ません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A