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Monday

掌中のキジ /Antique Brass Pheasant Ornament

英国アンティーク、キジのオーナメント。













英国のアンティークフェアで手に入れた、真鍮でできた鳥モチーフ。


まず、とてもフラットな形状をしています。
「何かのパーツだったのかな」と思いつつも緻密な表現に惹かれ、手に入れてしまいました。

特ににネジ穴等はありません。底面には2本の突起がありますが、製作上のものなのか、取付用のものなのかはよくわかりませんでした・・・。



鳥の種類は「Pheasant/フェザント/キジ」。

キジには多くの種類がありますが、そのなかでもニホンキジは日本の国鳥であり、日本の固有種となっています。(*諸説あります)
またユーラシア大陸に広く生息するのはコウライキジとよばれ、古くから狩猟鳥として親しまれたために世界各地に広まりました。
古代ローマ人がイタリアに持ち込み、そこからヨーロッパ全般に広がったとする説もあります。


かなり昔からキジは英国にも生息しており、かつては貴族の愉しみとしての狩猟において、キツネ狩りと同じようにキジ狩りが行われていました。


そんな背景がありますので、英国人にとってもキジは馴染み深い鳥。
色がきれいで尾羽が長く、美しい姿をしてさらに肉は美味しい・・・と、なかなか良い印象を持つ鳥なように思います。



キジの姿をやや東洋風の木の枝や花と合わせ、モチーフに仕立て上げた小品。
意匠としては要素が多く華やかで、ヴィクトリア時代風といえるでしょう。

平たいので、例えばマントルピースの上に立てかけたりして飾っていたのではないでしょうか。



現代日本ではマントルピースはなくても、窓台やドア枠の上など、工夫次第でヴィクトリア風のワンポイントディスプレイにお使いいただけます。


最後に、フランスのことわざをひとつご紹介しておきます。


「A sparrow in hand is worth a pheasant that flieth by.」
「掌中のすずめは、飛び交うキジの価値がある。」

・・・それならば、掌中のキジは最高の価値がある、といえるでしょう。

あなたの掌中にぜひ一羽。いかがでしょうか。




*日本産の個体群のみで独立種二ホンキジ「P. versicolor」とする説と、ニホンキジはユーラシア大陸に分布するコウライキジ「P. colchicus」の亜種とする説があります。



◆England
◆推定製造年代:c.1900-1930年代頃
◆素材:真鍮
◆サイズ:幅約8.5cm 高さ約9cm 厚み約1.8cm
◆重量:145g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆や変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*自立しますが、わずかに後ろ側に傾きます。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques
by d+A