英国アンティーク、スターリングシルバーハンドルの拡大鏡。
使い始めてみるともう手放せないツールのひとつ、拡大鏡。
それがアンティークの、しかもスターリングシルバーであることは、美しさと機能性、そしてクオリティのすべてを満足させるひとつの究極であることは間違いありません。
そんなスターリングシルバーハンドルの拡大鏡のご紹介です。
今回ご紹介する拡大鏡は、すっきりとしたスクエアなシェイプ、さりげなく刳り込まれたエッジで強調された幾何学的なアクセントがポイント。
装飾的なアールヌーヴォーの後にやってきた、直線と幾何学模様で構成されたアールデコ様式の意匠が感じられます。
ハンドル上部には両面にホールマークが刻まれています。
クラウンのマークは、シェフィールドのアセイオフィスのマーク。ライオンパサントの隣のデイト・レター、シールドに「X」は1940年。
先頭のシールドの中の文字は「B.B. S. L.D」。これは「Barker Bros Ld」のメーカーズマークです。
Barker Brothersとは、Birminghamで1801年に創業されたシルバースミス。
1907には有限会社となり1960年には Ellis & Coと合併してBarker Ellis Silver Co Ltdになります。
1979年にはアメリカに進出、トレードマークEllis & Co, Baker Ellis and Ellis Barker を取得しますが、1992年には倒産・・・という歴史を持つシルバースミスです。
今回ご紹介している拡大鏡の認可オフィスはシェフィールドですが、地理的にそれほど離れてはいませんので、バーミンガムに本拠地をもつシルバースミスが認可を受けることもあったのではないでしょうか
なお、レンズ部分は後年に付け替えられたものであると思われます。
英国アンティークの拡大鏡はこのようにハンドルは活かしながら、傷つきがちなレンズ部分のみ付け替えられているものがほとんど。
金属製のレンズ枠は太いものもありますが、このお品物はごく細いレンズ枠で仕上げられています。
直径約5cmのレンズはコンディションもよく、傷はほとんど見えませんので、十分実用にお使いいただけることと思います。
全体長さ約14.2cmですので、ややこぶりでデスクに置いても邪魔にならないサイズなのではないでしょうか。
今時はスマホのアプリでも拡大鏡があるようですが、私のようなアナログな人間には遥かに拡大鏡のほうが便利。
光をあて、角度を変えながら肉眼で直接見る確かさは、なにものにも代えがたいものと思います。
ご自身のために、そしてもちろんギフトにも最適。
いつまでも変わらない価値をもつ、英国アンティークの確かなひと品です。
◆England
◆Sheffield
◆Barker Brothers
◆推定製造年代:c.1940年
◆素材:スターリングシルバー、ガラス、金属
◆サイズ:全体長さ約14.2cm レンズ部分直径約5cm
◆重量:35g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A