英国のマーケットで手に入れた、優雅な楕円形の写真立て。
金属製のフレームの周囲には、6か所にアカンサスをモチーフとした飾りがついており、さりげない中に豪華な印象を添えています。
内面には同じく楕円形で金色の紙マットが付属しており、中に入るであろう写真やアートを格調高く演出してくれそう。
背面はしっかりとした木で出来ており、端部の4つの金物を開いて木部を外せば、中の写真やアートを取替えることができます。
この4つの金物を開く仕様は当時の写真立てではよくあるタイプですが、あまり何度も開閉すると金属疲労で金物がちぎれてしまう、というデメリット付き。
恐れ入りますがその辺りを考慮しつつご使用いただきますようお願いいたします。
背面の木製サポート部分には以下の刻印がみられます。
MADE IN BIRMINGHAM ENGLAND
ARCO
NO22802
PATENT
これはバーミンガムの「ARCO」が、パテントをとった、という内容。
写真立て内部のシールが「W&B（もしくはB&W) Ltd」となっていますので、「ARCO」はブランド名かもしれません。
よくみれば、背面には二か所の金属受け部分がみられます。
写真立てのサポート部分はそのうちの1か所に引っかけてある状態。
このサポート部分を付け替えることによって、タテにもヨコにも使うことができる、という画期的（？）な仕様だということがわかりました。
これが、どうやらARCOの自慢のシステムだったようです。
現在もこの仕様は生きており、タテにもヨコにもお使いいただけます。
ただ、サポート部分を引っかける金属がだいぶ硬くなっているような気がしますので、付け替えに少し力がいること、そして頻繁な付け替えはおすすめできないことをお伝えしておきます。
また、ガラスのエッジ部分は割れたような跡と、欠けがみられます。
これ以上広がるようなものではないこと、そして写真立て本体のエッジで正面から見たときはほぼ隠れてしまうため、このままのご紹介とさせていただきます。
なお、写真立て本体とガラスに若干アソビがあるため、ガラスは数ミリ動きます。
欠けが目立つ位置にある場合は、少しガラスを動かしていただくと目立たない位置に動かせますので、調整していただきますようお願いいたします。
色々と注意事項が多くなってしまいましたが、印象的なオーバルシェイプとシックな金色のフレームは、優雅そのもの。
貴方の大切な写真やアートを、20世紀初頭バーミンガムで作られたオーバルフレームで格調高く演出してみてはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1900-1930年代頃
◆素材：金属・ガラス・木・紙
◆タテの時のサイズ：幅約11.5cm 高さ約17.5cm(立てた時の奥行約7.5cm)
◆楕円窓のサイズ：約12.8×7.5cm
◆重量:138g
◆在庫数：1点のみ
【NOTE】
＊古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
＊ガラスにはエッジにワレや欠けがみられます。お取り扱いには十分ご注意ください。
＊当店からの出荷時にはタテ使いにてお届けいたします。
＊画像の備品は付属しません。
＊上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d＋A
