英国ヴィンテージ、小さな卓上パズル。
英国のマーケットで手に入れた、小さなパズル。
製造元は、この会社となっています。
R.Journet & Co LONDON
1891年、ロンドンで創業した「R.Journet & Co」。
100を超える「Dexterity Pazzle」(訳すと”器用さのパズル”かと思います)を製造販売し、1960年頃まで活動していました。
R.Journetのゲームは、ハガキより少し小さな長方形の小箱で、天板がガラスもしくは樹脂で覆われており、中にボールやなんらかのピースが入っていて、箱動かすことによって、ボールやピースを所定の位置に嵌めるようなものが多いようです。
誰でも挑戦出来て、思ったよりもちょっと難しい。
デザインやアイデアが洒落ているので、例えばパブなどにディスプレイしておき、客がちょっと愉しむのにうってつけだったのではないでしょうか。
参考サイト(英語版)
Grace's Guide to British Industrial History R Journetの頁
https://www.gracesguide.co.uk/R._Journet
今回ご紹介するゲームも、そんな中の一つ。
タイトルは"Merry Toast"。
まず、「Toast/トースト」とはこの場合「乾杯」のこと。
英国では昔ワインが今より微妙な味を出せなかったころ、ワインの酸味を和らげるためトーストしたパンのかけらをワインに入れて飲んだといわれています。
パーティでは大きなワインを回し飲みし、最後に祝福される人がトーストを食べて乾杯としたため、これがしだいに「toast」は「乾杯」となったとか。
また、「Merry」は「陽気な」「愉快な」の意味であり「メリークリスマス」のようにお祝いや楽しい行事のときによく使われます。
今回の図柄は、古風な衣装を着た4人の男女がグラスを掲げ、まさに乾杯をしようとしているところ。
グラスは空なので、4つの駒を上手に動かして、4人のグラスに入れてあげなければいけません。
私も挑戦してみましたが、1個は入れられても、2個目に夢中になるといつのまにか1個目は外れており、全く不器用であることがわかっただけとなりました。
ちなみに男性が黒いグラス、女性が透明なグラスを持っており、駒は赤が2つと黄色が2つ。
なので、より難しくしようとすれば、例えば男性の黒いグラスには黄色の駒、女性の透明のグラスには赤い駒を入れる等、ルールを決めてトライすることもできる仕掛けとなっています。
デスクトップに置いておき、お仕事の合間にちょっといじってみたり。
もちろんシェルフにディスプレイしておき、ゲストに愉しんでいただいてもよろしいかと思います。
なお、乾杯の前にやってみよう、などとは、ゆめゆめ思われませんように。
いつまでたっても乾杯が出来ない羽目になりますので・・・・。
◆England
◆推定製造年代:c.1950年代頃
◆素材:木・紙・樹脂
◆サイズ:幅約12.7cm 高さ約10.1cm 厚み約1.7cm
◆重量:94g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、破れや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A