英国ヴィンテージ、レザー製ウォレット。
英国のマーケットで手に入れたレザー製のウォレット。
シックなブラウンレザーでできており、金具を押せばふたつに大きく開きます。販売していたディーラーは「 Wallet 、 Cigarette Case?」と用途を並べておりましたが、一応ウォレットとしてご紹介させていただきます。
日本のお札は残念ながら折らないと入りませんが、英国のお札ですと現在の10ポンド札がちょうど入る大きさ。
さて、日本と同じく、英国でもお札は新しくなっており、最近では2016年から順次切り替えが行われています。全体的に小さくなっており、素材も紙からポリマー(樹脂の一種)となっています。日々使用される5ポンド札と10ポンド札を比べてみましょう。
10ポンド札
旧 142x75m → 新 132×69mm
5ポンド札
旧 135x70mm → 新 125x65mm
これによれば、このウォレットには、昔の10ポンド札は入りません。5ポンド札が折らないでちょうど入る大きさです。
例えば、片側に5ポンド札を少し、片側にはシガレットを数本。パチンと閉じてポケットに入れ、散歩やパブに出かけていくにはちょうど良いウォレットなのではないかと思います。
クロコダイルの型押し仕上げはシックでダンディ。(多分本物のクロコダイルではないと思います)英国紳士にぴったりの雰囲気を持っています。
さて、もうひとつ目を惹くのは「J.G.G.」の金の箔押し。初めはオーナーのイニシヤルかな、と思いました。
もちろんその可能性もありますが、イングランドにはかつて「J.G.Graves Ltd.」という会社があったことをお伝えしておきます。
John George Graves (1866-1945) により、シェフィールドでカトラリーや時計などを製造していた会社です。創業は彼が20歳の頃、1886年。1945年に彼が亡くなった後も続いていましたが1967年には閉業しています。後年はカトラリー、時計などの金属製品だけでなく、雑貨類も幅広く扱っていました。
この「J.G.G.」と箔押しされたウォレットは、その頃のお品物なのではないかと思います。
ほとんど使った跡のない綺麗な状態で、革の傷みは外側の一部分のみ。誰かの手元で、長く大切に保存されてきたことを伺わせます。
現代日本では小さめのスマホ(iphone12miniがぴったりです)を仕舞ったり、パスポート(88×125mm)を入れてみるのも良いかもしれません。
チケット類は折らないと入らない物も多いかと思いますが、ウォレット自体の美しさと存在感で、使いこなす喜びはそれに勝るのではないでしょうか。
シックなブラウンレザーのウォレット。
紳士の持ち物としてふさわしい英国ヴィンテージアイテムです。
◆England
◆推定製造年代:c.1950-1960年代頃
◆素材:レザー
◆外寸サイズ:約10.7×15.1cm 厚み約1.4cm
◆重量:127g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、わずかに革の傷みなどがございます。詳細は画像にてご確認ください。
*金具は正常に動作し、安定して閉まります。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A