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Wednesday

スタッフォードシャーから来た白猫/ Vintage Staffordshire Cat by Kent Staffordshire Ware

 英国ヴィンテージ、スタッフォードシャーキャット。















当店で何度かご紹介してきたスタッフォードシャードッグ。


今日はその猫バージョン、スタッフォードシャーキャットのご紹介です。



もともとは犬がモチーフの「スタッフォードシャードッグ」がヴィクトリア時代に大流行をしました。当時、主に陶磁器の窯元が多く集まっていたスタッフォードシャーで製作されたため、この名前がついています。モデルの犬種は、キャバリア キングチャールズ スパニエル。英国産の小型犬で、イングランド王チャールズ1世・チャールズ2世がこの犬を溺愛したこと、そして雄々しい性格から「騎士/キャバリア」、という名前がついております。


基本的には2匹セットですが、中央にもう一匹、うずくまった犬がいる3匹セットも存在します。このセットをマントルピースの上に左右対称で飾るスタイルが、ヴィクトリア時代にとても流行しました。


また、犬だけでなく、猫などの他の動物バージョンもあり、その場合は「スタッフォードシャーキャット」とよばれます。



今回ご紹介するのは、まさにその「スタッフォードシャーキャット」。



高さ10cmほどの白猫は、上品で優し気な顔立ち。首周りのリボンと毛並みを表すような体のパターンは金彩。薄い水色のクッションにちょこんと座り、達観したような顔つきでこちらをみつめております。


底面には以下の文字がみられます。


STAFFORDSHIRE WARE

KENT 

MADE IN ENGLAND


製作は「Kent Staffordshire Ware」。

William Kent により、スタッフォードシャー、バーズレム/Burslemにて、「Staffordshire Ware」として1894年に創業され、犬などの陶器製置物を多く製作していた窯元です。大戦中は装飾品ではなく電気用部品の製作となりますが、大戦後の1944年には 名前を「William Kent (Porcelains) Ltd.」に変更。電気用部品の製作も続けながら、古くからの「スタッフォードシャースタイル」の陶器を作り続けますが、1962年には電気用具品のみへと変わってしまいます。バックスタンプから、このスタッフォードシャーキャットは、大戦後から1962年までの間に制作されたものと思われます。



スタッフォードシャードッグよりも珍しいスタッフォードシャーキャット。窯元のバックスタンプが入っているものはさらに貴重です。


猫を愛する貴方のおそばに、英国スタッフォードシャーから来た白猫達はいかがでしょう。



しなやかな体躯は空間を彩り、あたたかな眼差しはいつまでも貴方を見つめてくれることでしょう。



◆England

◆推定製造年代:c.1944-1962年頃

◆素材:陶器

◆サイズ(向かって左側):幅約5.8cm 奥行き約4.8cm 高さ約10.7cm

◆サイズ(向かって右側):幅約6.2cm 奥行き約5.3cm 高さ約10.4cm

◆重量:94/87g

◆在庫数:1セットのみ(2点で1セットの販売です)



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、若干の金彩の剥がれ、変色等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。

*欠けやヒビはございません。全体の貫入はこの陶器の特徴とご理解ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。


Todd Lowrey Antiques

by d+A