フランスアンティーク、ナポレオン三世時代のアートフレーム。
壁面の演出に欠かせないアートフレーム。
1点だけでその空間を支配する大きなものも魅力的ですが、小さなアートフレームを複数掛けることも、とてもおすすめ。組み合わせはもちろん、どこに何を置くか、フレームの配置によって空間の仕上がりは大きく左右され、、美術館のキュレーターさながらのセンスが求められます。
自分のセンスに合うアートフレームをこつこつ蒐集し、配置しては愉しんでいる方も多いのではないでしょうか。
さて、今回ご紹介するのはそんな方にうってつけの、小さく古い、洒落たアートフレーム。
販売していたフランスのディーラーによれば、時代は古く、ナポレオン三世の第二帝政時代(1852-1870)あたりだろうとのこと。確かにギルドフレームのコンディションや背面の具合からして、そのあたりであろうことは私も全面的に賛成いたします。
幾層にも段のあるフレームの一番内側にはロココ風の装飾が施されており、格調高いデザインです。嵌められたアートワークはLacquered・・・日本の漆を模した仕上がりで、ネオクラシカル(新古典主義)を思わせるオーナメントモチーフが手書きで描かれています。モチーフは金彩メインですが、処々に赤や紺、ターコイズブルーなどが配されており、なかなか興味深い意匠といえるのではないでしょうか。表面は光沢があり、クラックが入っています。おそらく意図的にクラック仕上げにしたのでしょう。この状態で安定しておりますので、よほどの意図的衝撃を加えない限りは、このままお愉しみいただけることと思います。
木(松系の材)ベースに石膏で表情をつけ、金彩で仕上げたアンティークのギルドフレームの常として、エッジにわずかに欠けが見られ、内側のロココ風装飾にも一部欠落がございます。ロココ部分は古い時代に色を入れてあるようですが、周囲の欠けは石膏が覗き白いままとなっています。現状のままのご紹介とさせていただきます。
全体の大きさは約20×18cmで、大体ハガキ2枚分(21×14.8)ほど。重量も354gと軽めなので、背面に紐を画鋲などで留めて頂いても十分壁に掛けられると思います。もちろんこのままカウンターやデスクの上に置かれても素敵。
ゴールドとブラックの色合いは格調高く、クラシカルでありながらどこかモダンで、周囲の空間を優雅に演出する力を持っています。
世紀を超えてきたフランスアンティークの小さくとも存在感あるひとしな。
貴方のお気に入りの空間づくりにいかがでしょうか。
◆France
◆推定製造年代:c.1850-1870年代頃
◆素材:木・紙・他
◆外寸サイズ:約20×18cm 厚み約2.5cm
◆重量:354g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、欠け、変色等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A