英国アンティーク、スターリングシルバーハンドルの拡大鏡。
使い始めてみるともう手放せないツールのひとつ、拡大鏡。
それがアンティークの、しかもスターリングシルバーであることは、美しさと機能性、そしてクオリティのすべてを満足させるひとつの究極であることは間違いありません。
そんなスターリングシルバーハンドルの拡大鏡のご紹介です。
今回ご紹介する拡大鏡は、シンプルながらも英国アンティークらしいモチーフが効果的に配されたひとしな。エレガントな曲線を描くハンドルは、周囲に溝が彫られ、優し気なフォルムを引き立てています。端部には釣り鐘草のモチーフと可憐なリボンのモチーフが施されており、愛らしいワンポイントとなっています。
ハンドル上部には両面にホールマークが刻まれています。クラウンのマークは、シェフィールドのアセイオフィスのマーク。その横には矩形のライオンパサント。隣のデイト・レターはシールドに「P」。シェフィールドにおいてそれは1932年のデイトレターとなります。先頭の矩形の中の文字は「H.W」。これは「Henry Wigfull」のメーカーズマークです。
「Henry Wigfull/ヘンリー・ウィグフル」は1871年に由来をもつシェフィールドのシルバースミス。当初はGeorge Shadford LeeとHenry Wigfullにより「LEE & WIGFULL」の名前で設立され、後にLEEとのパートナーシップが解消され、「Henry Wigfull」となります1908年にHenry Wigfullは亡くなりますが、息子たちが事業を継承。1941年にはクーパーブラザーズに買収されることとなります。
なお、レンズ部分は後年に付け替えられたものであると思われます。英国アンティークの拡大鏡はこのようにハンドルは活かしながら、傷つきがちなレンズ部分のみ付け替えられているものがほとんど。金属製のレンズ枠は太いものもありますが、このお品物はごく細いレンズ枠で仕上げられています。直径約5cmのレンズはコンディションもよく、傷はほとんど見えませんので、十分実用にお使いいただけることと思います。
全体長さ約13.8cmですので、ややこぶりでデスクに置いても邪魔にならないサイズなのではないでしょうか。
今時はスマホのアプリでも拡大鏡があるようですが、私のようなアナログな人間には遥かに拡大鏡のほうが便利。光をあて、角度を変えながら肉眼で直接見る確かさは、なにものにも代えがたいものと思います。
ご自身のために、そしてもちろんギフトにも最適。
いつまでも変わらない価値をもつ、英国アンティークの確かなひと品です。
◆England
◆Sheffield
◆Henry Wigfull
◆推定製造年代:c.1932年
◆素材:スターリングシルバー、ガラス、金属
◆サイズ:全体長さ約13.7cm レンズ部分直径約5cm
◆重量:35g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、歪みや変色等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A