フランスアンティーク、テーブルランプ。
フランスで20世紀初頭につくられた、小さめのテーブルランプ。
すらりとこぶりな大きさながらも真鍮製の本体には細かな装飾が施され、高貴な雰囲気を感じさせます。優雅な細工はルイ15世スタイルのものです。
ルイ15世スタイルとは、18世紀のブルボン朝後期におけるフランスの文化・芸術の表現形式のこと。ロココスタイルとも呼ばれ、当時の貴族や新富裕層の趣味を反映した非対称構成や曲線による軽快優美な表現を特徴とします。それまでの重々しいバロックとは異なり、ポンパドゥール夫人の趣味を筆頭にした、柔らかで優美、女性的なデザインが特徴といえるでしょう。
三本脚の先端にはロココのファブリックでよく見られる格子模様が施されています。もともとはレース編みをモチーフとしたといわれている格子模様は、曲線のスクロールで縁取られることでパターンの多様性を生み、ロココの意匠として大層好まれたものです。立ち上がり部分にはふっくらとした膨らみは、ヨーロッパ伝統の挽き物細工、バラスター/balusterに棕櫚の葉を模したパターンを施したもの。その上には花びらのような透かし細工が施され、こぼれる灯りを受け止めております。(この部分の一部に欠損がございますことを申し上げておきます)
小さめのサイズは、デスクはもちろんサイドボードやカウンターに置いていただいても、周囲にやさしく馴染みます。
装飾と実用が見事に溶け合った、アンティークランプ。貴方のお部屋に可憐な明かりを灯します。
◆France
◆推定製造年代:c.1920-30年代(シェードは現在の日本で流通していたクリップ式のものです)
◆素材:真鍮・ガラス・布
◆サイズ(シェードを取り付けた状態):シェード直径約12.5cm 全体高さ約29.7cm
◆在庫数:1点のみ
◆重量:本体389g シェード100g
◆シェード、本体、それぞれの別売には対応しておりません。
【照明に関してのご注意】
◆使用電球:口金E17(日本の一般的なねじ込み式) 消費電力60Wまで。電球は付属しません。
◆電球の形は画像のシャンデリア球をおすすめいたします。それでないと付属のシェードが上手くはめられません。
◆買い付け当時はコード・ソケットは古いものでしたが、日本の専門業者に依頼して、安全なソケット・コード(中間スィッチ・コンセントつき)にお取替えいたしました。
◆ソケットに嵌められているリングはねじ込み式で外れます。このリングにより、サイズが合うお手持ちのガラスシェードを上向きに直接取り付けることも可能です。
◆コードは約2mございます。
【NOTE】
*一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。
*ランプ本体、やや上部の透かし彫りの金具に1部欠損がございます。画像にてご確認ください。
*発送の際には、荷姿の関係でシェードは外した状態で梱包することがございます。お手数ですが組み立てはご自身でお願いいたします。工具は必要なく、嵌めるだけです。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A