英国ヴィンテージ、マーカサイトとマザーオブパールのシルバーブレスレット。
英国のマーケットで手に入れた端正なフォルムのブレスレット。
菱形にカットされた真珠色のマザーオブパールが、控えめかつ魅力的に輝いています。
マザーオブパールは、白蝶貝などの体内で真珠を育む母貝のことで、その母貝の内側、真珠層を削り出して使用しています。その真珠層は幾千層もの積層部分で光が乱反射し、その奥底から光がにじむような照りが生まれ、奥行きのある深い光沢と、しっとりとした"光の肌触り"が堪能できます。マザーオブパールが放つ玉虫色は、光の干渉(発生源や周波数の似た光の相互に作用すること)と、散乱(光がそれぞれの色に分散すること)によって生じると考えられています。
ベースとなる材はスターリングシルバー。留め金部分に非常に小さいながらもホールマークが入っており、天秤に925が入った「common control mark/コモンコントロールマーク」が確認できます。これは英国では1972年から使われるようになったマークです。アセイオフィスは恐らくロンドン、そしてデイトレターは矩形に小文字の「h」のようにみえますので、2007年となります。メーカーは残念ながら判別は出来ませんでした。
菱形のマザーオブパール、それを継ぐ台形のパーツなど、全体としてアールデコ様式を踏襲した意匠となっており、表面には細かなマーカサイト(白鉄鉱)が埋め込まれています。
マーカサイトは古代ギリシャの頃にも宝飾品として用いられ、インカの時代には鏡として使用されていたと想像される形状にて発見されています。鏡面仕上げにした多面カットのマーカサイトで仕上げられたアクセサリーは、控えめながらもきらきらとした反射が美しく、英国では19世紀後半から20世紀初頭にかけて大流行いたしました。パワーストーンとしても親しまれ、冷静・明察・英知・沈着を表すといわれています。
控えめな輝きとアールデコの理知的な意匠をもつブレスレットは、男女問わずお召しいただけるアクセサリーかと思います。
貴方の装いのさりげないエッセンスとして、いかがでしょうか。
◆England
◆London
◆推定製造年代:c.2007年
◆素材:シルバー(925)、マーカサイト、マザーオブパール
◆サイズ:全長約17cm幅約1cm
◆重量:20g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*留め金具はしっかりと動作します。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A