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Friday

古都チェスターのシューホーン / Antique Silver Handle Shoe Horn Chester 1922

 英国アンティーク、銀のハンドルをもつシューホーン(靴べら)。


















ふっくらと優しい曲線のハンドルをもつ古いシューホーンを手に入れました。


ハンドル部分にはホールマークが刻印されており、チェスター(三つの稲束と剣)のマーク、ライオンパサント、一番右のデイトレターは矩形のシールドに大文字の飾り文字「W」。これらは1922年チェスターのアセイオフィスで認可を受けたスターリングシルバーであることを表しています。


一番左の「J&RG」はメーカーズマークで、「J & R Griffin /Joseph & Richard Griffin」というシルバースミスのマークです。J & R Griffinについて詳細は不明ですが、1900年代初頭から1930年代くらいに掛けて、チェスターで写真立てやキャンドルスタンド、ナプキンリングなどの小物を製作していたシルバースミスのようです。


ちなみにチェスターのアセイオフィスは1962年に既にクローズされておりますので、これからますますこのマークをもつシルバーは少なくなってくることは確実と言えるでしょう。



このシューホーンは、そんなシルバーのハンドルをもつひとしな。

実際に靴と足を添わせるヘラの部分はスチールにメッキで、付け根部分に「STEEL」の刻印が見えます。100年以上が経ってメッキの剥がれや小傷などがございますが、まだまだご使用いただくに十分かと思います。


英国の古い物でシューホーンはしばしばみかけるアイテムのひとつ。多くは真鍮の物、そして一部はこのようにハンドル部分だけ銀(スターリングシルバー)で、ヘラ部分はスチールにメッキというものが多いようです。このようなフォルムですと全てシルバーで、というのは当時強度的に問題があったのかもしれません。


特徴はやはりハンドル部分。華やかな装飾こそありませんが、ふっくらと美しい曲線は小さいながらも手に馴染み、握るたびに撫でまわしたくなるような膨らみを感じることが出来ます。

全長は約18cm弱で、シューホーンとしては小さめ。玄関のカウンターに置いたり、収納内部におさめたり、場合によっては外出時に携帯したりなど、使い回ししやすいサイズ感だと思います。



歳月を経たスターリングシルバーの質感を存分にお愉しみいただける、銀のシューホーン。

英国アンティークを愛する方に是非お使いいただきたい、実用的なひとしなです。



◆England

◆Chester

◆推定製造年代:c.1922年

◆素材:スターリングシルバー、スチール

◆サイズ:幅約3.2cm 長さ約17.9cm 厚み約1cm

◆重量:41g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、凹み、錆びや変色、へら部分には塗装の剥がれ等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。






アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques

by d+A