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Sunday

ミニマムで繊細なフランスのツール / Antique Folding Opera Glasses by LA MIGNONNE

 フランスアンティーク、折りたたみ式オペラグラス。

















英国のマーケットで手に入れた、少々変わった形のオペラグラス。


接眼レンズ部分は真鍮カバーで覆われており、対物レンズは折りたたみ式となっています。対物レンズから少し飛び出した取っ手部分には、以下の文字がみられます。



LA MIGNONNE 

PATENT BTE S.G.D.G



これはフランスのラ・ミニョーヌ社のものである、ということ。

ラ・ミニョーヌ社についての詳細は不明ですが、同社の銘のある折りたたみ式オペラグラスは市場で散見することが出来ます。全体にカバーがついたものが多いようですが、今回ご紹介するものはほぼむき出しで、よりメカニックな姿をお愉しみいただけるデザイン。また「PATENT BTE S.G.D.G」は何らかのパテント(意匠登録)をしたということ、そして対物レンズの間にある「5500」はデザイン番号か製造番号かと思います。


取っ手を摘まんでパタン、と回せば、対物レンズが起き上がりオペラグラスとしてお使いいただけます。ピントの調整は中心にあるネジで行います。少し飛び出している細くフラットなパーツは、おそらく平らに置いたときにレンズが設置しないように飛び出しているのかな、と思います。ミニマムで素っ気ないようでありながらも、どこか繊細なつくりが魅力的な逸品。


たたんだ時のサイズは約10cm強×6.4cmと、郵便はがきの半分くらいの大きさ(郵便はがき10×14.8cm)。厚みは1.5cmほどですので、ジャケットのポケットにすっぽり収めることができるのではないでしょうか。


オペラ鑑賞はもちろん、日々の散歩や調査研究のフィールドワークに最適。頼りになるツールとして紳士のポケットに、淑女のバッグに収められていたであろう折りたたみ式オペラグラス。どんな景色を持ち主の眼に届けてきたのでしょうか。


さて、今度は貴方の番。世紀を超えてきたツールをポケットに入れて、歩き出してみてはいかがでしょうか。



◆France

◆推定製造年代:c.1900-1920年代頃

◆素材:真鍮、金属、ガラス

◆使用時サイズ:幅約10.1cm 奥行き約5.2cm 高さ約2.8cm

◆折りたたみ時サイズ:約10.1×6.4 厚み約1.5cm

◆重量:88g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。

*レンズには若干の汚れや小傷がございますがヒビや欠けはございません。

*可動はスムーズです。十分実用にお使いいただけると思います。

*構造上、可動部に金属板が飛び出している部分がございます。操作の際はご注意ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques

by d+A