英国アンティーク、モノグラム入りヴァニティブラシ。
今回はヴィクトリア時代の「Vanity Brush/ヴァニティブラシ」のご紹介です。
「Vanity/ヴァニティ」の直訳は「虚栄心」「見栄」ですが、「洗面所」や「身なりを整える場所」の意味もあります。広くとらえれば見栄えをよくするために使う場所ですので、やや皮肉めいた言い回しですが、納得できる言葉でもあります。
つまり、ヴァニティブラシとは身なりを整えるブラシのこと。今回ご紹介しているブラシは、基本的には洋服用となります。
着る度に洗濯するわけにはいかない上着類は、基本的に着た後は丁寧にブラッシングするのが長持ちの秘訣ですので、各家庭には必需品だったと思われます。少々ゆとりのある階級の人たちは、自分のモノグラムが入ったヴァニティセットを持っており、ドレッシングスペースに並べていました。材は高級品であればスターリングシルバー、そしてエボニー(黒檀)や、今回のようなボーン(骨)素材が多かったようです。
今回のお品物もベース部分にはモノグラムが刻まれており、おそらく「W」「B」「L」を組み合わせた物。シャープな印象をもつデザインですので、男性用だったのかもしれません。作られた時代は古く、ヴィクトリア時代後期と推測いたします。
ブラシの毛はまだまだ張りがあり、十分実用にお使いいただけそう。デスクトップのお掃除用としてもよろしいかもしれません。
貴方の回りを整えるために、是非実用でお使いいただきたい英国アンティークの小さな佳品はいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1880-1900年代頃
◆素材:ボーン、天然毛(おそらく豚毛)
◆サイズ:幅約2.9cm 長さ約16.6cm 高さ約4cm
◆重量:81g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A