英国アンティーク、レターラック。
植物を模った真鍮の飾りが印象的なレターラックは、英国家具伝統の木材であるオークでできています。
英国に自生していたオークは、イングリッシュ・オークとよばれ、古くから家具や生活の道具をつくるのに欠かせない木でした。
世界の海を制した大英帝国が、南洋のマホガニーやローズウッド等の銘木を手に入れることができるようになった後にも、オークは使われ続け、様々な物に姿を変えて人々の生活と共にありました。
オークの魅力は、重厚で堅牢な性質と、独特の表情をもつ杢目。木は硬くて淡い色ですが、経年変化と磨きによって深い茶色へと表情を変えます。
英国で家具材として一番古い歴史を持ち、精霊が棲む木ともいわれ、長い歴史の中でずっと人々から愛されてきました。
そんなオーク材でつくられたレターラックは、小ぶりでありながらも、そこかしこにアーツ・アンド・クラフツやアール・ヌーヴォーの潮流が感じられ、
その象徴ともいえる真鍮の飾りは、「カラー/calla」または「カラーリリー/calla lily」と呼ばれるオランダカイウ属の植物がモチーフとなっています。
オランダカイウ属はサトイモ科の属の一つで、花を守るために葉が変化した真っ白で色鮮やかな「仏炎苞(ぶつえんほう)」に包まれた、黄色く小さな花が密集した肉質な円柱状の花序/肉穂花序(にくすいかじょ)が特徴の花で、あのミズバショウ(水芭蕉)に似ています。
英国の挿絵画家「Kate Greenaway/ケイト・グリーナウェイ(1846-1901)」が1900年に発刊した「Language of Flowers」によれば、カラーの花言葉は、「Magnificent Beauty/華麗な美しさ」。
他にも、「乙女のしとやかさ」「清純」などの花言葉もあり、その見た目から、修道女やウエディングドレスのように清く美しい、凛とした姿の白い花、とも表現されています。
華麗な美しさを象徴としたオーク材のレターラックは、十分実用にお使いいただける英国アンティーク・アイテム。
どこにでも置ける手頃なサイズですが、確かな存在感で周りを華やかに変えてくれることでしょう。
◆England
◆推定製造年:c.1900-1940年頃
◆素材:オーク・真鍮
◆サイズ:幅約22.8cm 奥行約7.2㎝ 高さ約15.6cm
◆内寸幅:約18.5cm
◆重量:468g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に微細な傷や汚れ等がみられますが、とても良い状態です。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A