英国ヴィンテージ、コンコルドのミニチュアモデル。
コンコルド。
定期国際航空路線に就航した唯一の超音速旅客機であり、実際に運行していたのは1976年から2003年まで。開発当時は世界各国のフラッグ・キャリアから発注があったものの、最終的にはエールフランスと、ブリティッシュエアウェイズの2社のみによる運航に留まりました。
ヒースロー空港に着陸する様子をみたことがありますが、着陸姿勢が独特なことをよく覚えています。一般的な旅客機は着陸の際に機体は水平に近く、やや機首を上げた感じですが、コンコルドは全く異なり、機首をかなりあげた状態で着陸します。
フラップがないことをカバーするためですが、その姿はまるで大きな怪鳥が首をもたげ、脚からおりてくるようで、何か全く別な物をみているような気持ちになりました。そして文章では表現しづらいのですが、音も全くの別物です。ちなみに最速大西洋横断記録は1996年2月7日のニューヨーク発ロンドン行きで、2時間52分59秒とのこと。
結局は環境問題とコスト問題において運行は廃止となりましたが、唯一無二の存在であったゆえに、いまだ世界中で根強い人気を保っています。
さて、今回ご紹介するのは、そんな今は無き超音速旅客機コンコルドの小さなモデルです。手に入れたのはロンドン西部のアンティークタウン。
毎週水曜日に町の時計台の前で行われる小さなマーケットで、野菜やお花のストールに交じって立っていた親爺殿のアンティークストール。そのガラスケースにちょこんとはいっておりました。
「あ、コンコルドだ」
指さして話していると、ちょっとぶっきらぼうな親爺殿が取り出してみせてくれました。
「Concorde....」
はい、聞き取れますけど、絶対にその発音はできません(苦笑)。掌に乗る超音速旅客機は、そのまま私たちのバッグに納まりました。
機首を持ち上げた様は、これから飛び立つのか、はたまた着陸態勢なのか。
全ての座席がプレミアムファーストクラスのスペシャルな旅客機を、かつてみた夢の名残りのように、ディスプレイしてみてはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1970-1980年代頃
◆素材:真鍮
◆サイズ:幅約4.3cm 長さ約7.7cm 高さ約5.8cm
◆重量:74g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A