英国アンティーク、キャップバッジのブローチ。
英国のマーケットで手に入れた、角笛モチーフの小さなブローチ。
実はこの角笛は、イングランド、オックスフォードシャーとバッキンガムシャー軽歩兵連隊のキャップバッジと同じモチーフです。
1881年から1958年まで存在した英国陸軍の軽歩兵連隊のひとつで、第二次ボーア戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦で活躍したという歴史を持つ隊です。
正式名称は「Oxfordshire and Buckinghamshire Light Infantry」と長いので、ニックネームは「the Ox and Bucks」もしくは「the Light Bobs」。
また、キャップバッジとは文字通り帽子に着けるバッジですが、構造がブローチとは異なります。基本的にはバッジ側には飛び出した穴つき金具があるだけ。その金具をあらかじめ帽子にあけた穴に通し、専用のピンをバッジの穴つき金具に差し込んで固定させます。両面からしっかりと固定されるので、軍隊や警察などの組織で使われている仕組みです。
さて、今回のブローチ。
よく見れば、背面の上の方に小さな穴付き金具が飛び出しています。そしてブローチ金具は本体に比べやや大きめで、正面から見えてしまっています。
このことから考えれば、おそらくこの角笛はオリジナルのキャップバッジで、ブローチ金具を後付けし、ブローチとして使えるようにリメイクされた・・・と考えられます。
前述のとおり、オックスフォードシャーとバッキンガムシャー軽歩兵連隊は1881年から1958年まで存在していましたので、その間のものでしょう。
狩りの合図、そして戦いの合図に使われていた角笛。連隊の象徴としてこの上ないモチーフに、人々はどんな想いを託してきたのでしょうか。
ジャケットや帽子のワンポイントにおすすめな、英国アンティークのちいさなひとしなです。
◆England
◆推定製造年代:c.1881~1958年頃
◆素材:金属
◆サイズ:約3.7×2.9cm
◆重量:6g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*古いキャップバッジをブローチにリメイクしたものと思われます。
*ブローチ留め金具は、ご使用可能と判断してご紹介しておりますが現代の物に比べればわずかに操作性に劣ります。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A