ボヘミアンアンティーク、天使のグラスプレート。
蔦と天使がデザインされたアートグラス・プレートのご紹介です。
造られたのは古くからボヘミアングラスの生産地として有名な「Gablonz/ガブロンツ」。
そしてデザインは「Heinrich Hoffmann/ハインリッヒ・ホフマン(1875-1939)」となります。
ホフマンはアールヌーボー後期からアールデコ期、アートガラスのデザインを手掛けており、多くの傑作を残しており、小さな蝶が彼の作品のサインであり、この天使のプレートにも、その蝶を確かに見ることができます。
1930年代、彼と同僚のHenry Gunther Schlevogtはチェコのガラス工房での作品をオーストリアでジュエリーに加工し、パリで販売するなどして成功をおさめ、後のシャネルやディオールなどによる「コスチューム・ジュエリー」流行への確かな足掛かりとなりました。彼らの作品は1937年、パリ万博でゴールドメダルをとることになります。
この天使のアートグラス・プレートは、その前時代、おそらくボヘミア王国時代に造られたと思われる逸品。ホフマンによる類まれな美しい意匠と、ガブロンツの職人による確かな造形が結実した芸術作品です。
柔らかな肌が魅力の天使に対して、プレートのきりりとした面取りがお互いを引き立てあうかのよう。手にすれば、確かな厚みとしっかりとした質感は、ボヘミアングラスの歴史と伝統を感じさせてくれます。
ミュージアム・ピースのような貴重なアートグラス・プレート。是非この機会に手に入れてみてください。
◆ボヘミア(チェコ)
◆推定製造年代:c.1910年代頃
◆素材:ガラス
◆全体サイズ:直径約12.7cm 高さ約1.5cm
◆重量:約167g
◆在庫数:1点
【NOTE】
*古いお品物のため、わずかな小傷や小さな気泡がございます。
*カケやヒビなどはございません。年代を考えますと、とても良いコンディションだと思います。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上お求めください。
*このお品物は当店の姉妹店「Reminiscence」から移行してきたものです。
過去に「Reminiscence」のブログで紹介されておりますので、検索時にご覧になるかもしれませんが、品物はこれ一点であり、当店で在庫しておりますのでご安心ください。