英国アンティーク、フレーミングされた手彩色鋼版画。
英国のアンティークフェアで手に入れた端正なアートフレーム。
基本的にはシンプルなフレームですが、コーナー部分のみ装飾が施され、洒落た雰囲気を持っています。
このような金彩のフレームは、基本的には木をベースに、石膏などの素材で型どりをしたものを乗せて装飾する方法で、古くから額縁等で使われている伝統技法です。その上に金箔や銀箔、ブロンズなどで仕上げたものを「gilt/ギルト/ギルド」とよび、様々なバリエーションがみられます。材質的に経年変化でひび割れることが多く、衝撃によって剥落することも多々ある仕上げではありますが、樹脂などではあり得ない、歳月と人の手を経て傷んだ景色もまたお愉しみいただける、アンティークならではの雰囲気を持っています。
そしてなかに納められているのは鋼版画。版面は一段凹んでおり、刷られたそのままの雰囲気を伝えています。タイトルは「Barn,...」の後は読み取ることが出来ませんでした。「Barn」は「納屋」の意味ですので、どこかの建物の名称だと思います。そしてサインもあるのですが、読み取ることはできませんでした。
紙色自体がくすんだイエローベージュ、フレーミングもくすんだ金彩のギルドフレーム。そこに刷られた細密なモチーフと、手で彩色された色合いはぼんやりと青と緑。
全体的にシックで落ち着いた仕上がりとなっている作品です。作られた年代は、販売していた(アンティークディーラーとしては)若い金髪のお兄さんの意見もいれて、19世紀後半と推測いたします。
昼下がり、手入れされた草木、佇む家々。誰もいないけれど、確かに誰かの気配を感じる。
まるで夢の一場面に出てきそうな静かな街角を、貴方のお手元でリアルに鑑賞してみてはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.19世紀後半
◆素材:紙、木、ガラス、他
◆サイズ:約18.7×25.2cm 厚み約1.2cm
◆重量:244g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色、金彩の剥がれや材のワレ、紙の凹凸等がみられます。
*裏貼りの紙は少し破れています。
*吊り金具はついていません。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A