英国アンティーク、オーバルフレーム。
脇役でありながら、その存在感と効果は計り知れないアイテムがフレームです。
作品と周囲の世界の結界であるフレームのもつ役割は重要で、主役である作品を活かすも殺すもフレーム次第ともいわれます。画家自らがフレームまで製作することもあるとか。
今回ご紹介するのは、英国アンティークのこぶりな楕円形のフレームです。
このようなフレームは、基本的には木をベースに、石膏などの素材で型どりをしたものを乗せて装飾する方法で、古くから額縁等で使われている伝統技法です。その上に金箔や銀箔、ブロンズなどで仕上げたものを「gilt/ギルト/ギルド」とよび、様々なバリエーションがみられます。材質的に経年変化でひび割れることが多く、衝撃によって剥落することも多々ある仕上げではありますが、樹脂などではあり得ない、歳月と人の手を経て傷んだ景色もまたお愉しみいただける、アンティークならではの雰囲気を持っています。
今回ご紹介しているフレームは、高さ僅か20cm強と小さめ。デザインはふっくらとしたリーフとスクロールが施されており、場所により透かし加工もされており、なかなかに凝っております。経年変化で黒ずんだ金色となっていますが、それがまた良い味わいのように思いますので、このままのご紹介とさせていただきます。
上部には小さな吊り金具がついており、わずかに傾いてついていますが、今のところそのまま吊ることが出来ます。背面にはかつて額装をして裏貼りしていた紙が残っており、どんな作品が入っていたのかという想像力を掻き立てます。
このまま壁に掛けて頂いても良いですし、ディスプレイコーナーに立てかけておくだけでも素敵。もちろんお好きな作品を額装していただければ、この上ない名脇役となってくれそうです。
柔らかなオーバルのフォルムと時を経た質感が唯一無二の存在感を奏でる、英国アンティークの佳品はいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1900年代頃
◆素材:木、石膏、金属、紙等
◆サイズ(外寸):約15.5×20.8cm 厚み約1.8cm
◆重量:99g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、材の欠け等がみられます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A