英国ヴィンテージ、銀メッキのトレイ。
英国のアンティークフェアで手に入れた、細長い矩形のトレイ。
優雅で可憐な装飾と、透け感のある立ち上がりが美しく、幅40cm弱、奥行約13cm弱とすらりと細長い形が使いやすそうで手に入れてしまいました。このようなトレイは「Barware Tray」もしくは「Serving Tray」ともよばれ、文字通りバー周りのグラスやデキャンタなどを並べておくのに最適な形と言えます。
底面には薔薇の印と共に以下の文字が確認できます。
SILVER PLATED ON COPPER
SHEFFIELD ENGLAND
これは銅を地金とした銀メッキ、通称シェフィールドプレートと呼ばれるものです。シェフィールドプレートとは、1742年にイングランドのシェフィールドにおいて発明された銀メッキの技法のこと。地金は銅で、そこに薄い銀の板を熱しながら圧着するもので、高価である銀無垢の品物に対し安価に提供されたことから、当時の中産階級が大いに喜び大流行したといいます。そして、シェフィールドを金属加工の町へと変貌させていく大きな力となった加工でもあります。
なお、のちの1840年代には電気による銀メッキ(Electro Plate Nickel Silver/EPNS)が発明され、さらに銀メッキは安価なものとなってゆきます。ただし、EPNSの銀メッキは地金がニッケルを中心とした合金ですので、銀部分が剥げていくと黒ずんだ地肌がでてくることとなります。
足元は英国伝統のボウルアンドクロウ。立ち上がりの透かし彫りのギャラリーも美しく、両サイドのハンドルは程よいポイントとなっております。また、片側のハンドル部分を中心に若干の歪みがみられますが、あまり気にならない範疇かと思います。
カウンターでサーブするときのワンポイントに。サイドボードでお気に入りの飲み物をキープするときに。飲み物ばかりではなく、お気に入りアイテムのディスプレイステージとしても素敵。
美しい姿と便利なフォルムで、是非実用にお使いいただきたい英国ヴィンテージアイテムはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1960-1970年代頃
◆素材:銀メッキ
◆ハンドル含む最大サイズ:幅約39.2cm 奥行約12.7cm 高さ約5.5cm
◆トレイの中央部分サイズ:約34×12.2cm 立ち上がり内寸約2.8cm
◆重量:630g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、歪みや変色等がみられます。
*平滑面に置くとごくわずかにカタツキます。布等を敷くか、脚底にフェルトを貼ることをお勧めいたします。
*画像の食器類は付属しません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A