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豊穣の象徴を持つ銀のツール / Antique Sterling Silver Handle Magnifying Glass 1914

 英国アンティーク、スターリングシルバーハンドルの拡大鏡。












使い始めてみるともう手放せないツールのひとつ、拡大鏡。
それがアンティークの、しかもスターリングシルバーであることは、美しさと機能性、そしてクオリティのすべてを満足させるひとつの究極であることは間違いありません。

そんなスターリングシルバーハンドルの拡大鏡のご紹介です。




今回ご紹介する拡大鏡は、ハンドルの上下にホタテ貝の意匠が施されたもの。
ヨーロッパにおいてホタテ貝は信仰と豊穣の象徴であり、とても縁起が良いモチーフです。
そのホタテ貝を上下に配し、間を細線でつないだデザインのハンドルは、誰もが受け入れられるような伝統の美しさに満ちています。



ハンドル上部には両面にホールマークが刻まれています。
クラウンのマークは、シェフィールドのアセイオフィスのマーク。その横には矩形のライオンパサント。
隣のデイト・レターは非常に読みにくいのですが、恐らく隅をとった矩形に「W」なのではないかと思われます。
シェフィールドにおいてそれは1914年のデイトレターとなります。
先頭の矩形の中の文字は「H.W.L.D」。これは「Henry Williamson」のメーカーズマークです。


Henry Williamsonとは1895年にHenry Williamsonによって創業したシルバースミス。
シェフィールド、バーミンガム、チェスターのマークのものが確認できますので、かなり手広くビジネスをしていましたが、1930年代には廃業してしまったようです。



なお、レンズ部分は後年に付け替えられたものであると思われます。
英国アンティークの拡大鏡はこのようにハンドルは活かしながら、傷つきがちなレンズ部分のみ付け替えられているものがほとんど。
金属製のレンズ枠は太いものもありますが、このお品物はごく細いレンズ枠で仕上げられています。
直径約5cmのレンズはコンディションもよく、傷はほとんど見えませんので、十分実用にお使いいただけることと思います。



全体長さ約13.8cmですので、ややこぶりでデスクに置いても邪魔にならないサイズなのではないでしょうか。


今時はスマホのアプリでも拡大鏡があるようですが、私のようなアナログな人間には遥かに拡大鏡のほうが便利。
光をあて、角度を変えながら肉眼で直接見る確かさは、なにものにも代えがたいものと思います。


ご自身のために、そしてもちろんギフトにも最適。
いつまでも変わらない価値をもつ、英国アンティークの確かなひと品です。



◆England
◆Sheffield
◆Henry Williamson
◆推定製造年代:c.1914年
◆素材:スターリングシルバー、ガラス、金属
◆サイズ:全体長さ約13.8cm レンズ部分直径約5cm
◆重量:35g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques
by d+A